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脱石油化と世界平和

2009-11-07 | 日記
安達誠司 『恐慌脱出』 ( p.184 )

 また、世界経済の大きな枠組み転換には、「脱石油化」の推進という、もう1つの重要な論点がある。これには、2つの大きな意味がある。
 第1は、「代替エネルギー政策」の推進である。代替エネルギーの開発が成功すれば、地政学的な見地から、中東や中央アジアなどに軍隊を駐留させるインセンティブは、相対的に低下する。これは中長期的には、「戦争の放棄」と軍事支出の削減にもつながる。
 これまでアメリカが、アジアやアフリカで戦争や紛争に関与してきた理由の1つは、アメリカおよび他の親米先進国の、資源の安定供給の確保であった。イラク戦争などは、そのような意味合いが強かったのではないだろうか。代替エネルギーの開発によって、そのような戦争への関与は減少するだろう。
 ただし、必ずしもこれが世界平和につながるとは限らない点には注意する必要がある。米軍がこれらの地域から撤退した後は、その地域でかつての親米勢力と反米勢力の抗争が激化する可能性が高まるためである。
 そのためアメリカが、別の手段でのエネルギー確保を計画・立案し、開発していくことが世界経済と世界の安全保障に与える意味は大きい。


 「脱石油化」 に成功すれば、中東や中央アジアから米軍が撤退する可能性が高まる、と書かれています。



 現在、太陽光など、代替エネルギーへの転換が摸索されています。これが成功すれば、経済的にはもちろん、地政学的・軍事的に、大きな変化がもたらされ、

   「戦争の放棄」 と軍事支出の削減にもつながる

という点は、重要だと思います。

 戦後の日本は、平和の実現を国是にしてきたのではないかと思います。日本としては、ビジネスの面のみならず、平和の観点からも、「代替エネルギー政策」 を推進すべきだと考えられます。



 著者は、「必ずしもこれが世界平和につながるとは限らない点には注意する必要がある。米軍がこれらの地域から撤退した後は、その地域でかつての親米勢力と反米勢力の抗争が激化する可能性が高まるためである。」 と書かれていますが、

 親米勢力と反米勢力の抗争も、根っこのところには、現地住民の 「資源の権益をめぐる争い」 という側面があり、資源そのものの価値が下がれば、「争う意味がなくなる」 のですから、世界平和につながると考えるのが、自然ではないかと思います。

 また、現地住民間の抗争には、背後に、欧米の謀略があった、ともいわれており、資源に対する関心 ( 必要性 ) が薄れれば、謀略をする必要性も少なくなるのですから、この面からも、世界平和につながると考えるのが、自然ではないかと思います。



 日本の経済的繁栄はもちろん、地球環境のみならず、世界平和の観点からも、「代替エネルギー政策」 は重要だと考えられます。
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