言語空間+備忘録

メモ (備忘録) をつけながら、私なりの言論を形成すること (言語空間) を目指しています。

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「あいまいさ」 に潜む意図

2009-06-27 | 日記
荒井一博 『終身雇用制と日本文化』 ( p.134 )

 終身雇用制の下で曖昧さが戦略的に利用されることがある。組織の一部の成員の利益を増大させるために、規則や方針を故意に曖昧にすることが行なわれうる。それらが曖昧であれば、権限を持った者あるいは多数を占める者の行動の自由度が高くなるので、彼らに有利な行動をとることが容易になる。

(中略)

 曖昧さはインフォーマル・グループの影響力を強める機能をする。組織の明確な目標・方針や明確な基本的規則があれば、物事の決定はそれらに基づいて行なうことができるため、多数決に依存する余地が小さくなる(もちろんどんな規則を設定してもそれで判断できない場合が生じうるが、規則があれば、そうでない場合よりも多数決に依存する必要性が低くなる)。明確な規則がなく曖昧さに満ちた組織では、インフォーマル・グループが多数決・心理的圧力などを通して大きな影響力を発揮する余地が大きくなる。またインフォーマル・グループは、それを計算して、明確な規則を作らず物事を曖昧にしておこうとする。査定に曖昧さ・主観の余地があると、査定者の権力は大きくなるという心理学の命題がある。組織に曖昧さがあるとインフォーマル・グループの影響力が大きくなる、という命題が成立することが、この議論より理解できよう。


 ここには、「わざと」 曖昧 ( あいまい ) にすることで、状況を有利に運ぼうとする人がいる、と書かれています。



 「わざと」 曖昧にすれば状況が有利になるのは、「曖昧であるがゆえに、反論されにくい」 からです。「わざと」 曖昧にすることで、反論される余地をなくそうとしている、と考えられます。

 けれども、そこには 「論理的に話ができない」 ために、「公正さに欠ける」 問題があります。「わざと」 曖昧にされる側にとってみれば、これほど困ることはありません。


 実際、私は、「わざと」 曖昧にされて、とても困った経験があります。私は以前、( 終身雇用の話とは関係がないのですが ) 「ヤミ金融 (押し貸し)」 や 「紹介屋・整理屋」 で言及した、一弁の湯山孝弘弁護士から、( 私が ) 「絶対、絶対、絶対、絶対、絶対に許されないこと」 をした、と非難されたことがあります。「具体的に何が」 絶対、絶対、絶対、絶対、絶対に許されないことなのか、それを教えてくれないので、( 私には ) わけがわからず、とても困りました。

 「具体的に」 教えてくれないので、「推測するしかない」 のですが、湯山弁護士は、どうやら、私が犯罪行為を行った、と言いたいようでした。

 そこで、警察に行って事情を説明したのですが、逮捕されるでもなく、たんに話をして帰ってきただけで、「結局、何をしに警察に行ったのか、わからない」 状況に終わりました。警察が問題にしなかったくらいですから、とくに問題にはならない行為を、湯山弁護士が 「絶対、絶対、絶対、絶対、絶対に許されないこと」 にあたると勘違いしていた可能性もありますが、そもそも、

 (1) 「絶対、絶対、絶対、絶対、絶対に許されないこと」 と、やたらに 「絶対」 を重ねて強調しているところが 「おかしい」 うえに、
 (2) 「具体的に何が」 許されない行為なのかを教えてくれない ( わざと曖昧にする ) のも 「奇妙」 ですから、

湯山弁護士には、なにか別の意図があった可能性が高く、したがって、警察に行く前に、「それでは警察に自首しようと思いますが、警察に行ってもかまいませんか?」 と聞いたところ、湯山弁護士からは、「いや、あれはたいしたことじゃない。なぜ、警察に行く必要があるのか」 と聞かれ、「絶対、絶対、絶対、絶対、絶対に許されないこと」 が 「たいしたことじゃない」 (?) という、「ますます奇妙」 な話になりました。湯山弁護士は 「正しい」 のかもしれませんが ( 具体的に教えてくれないので私にはわからない ) 、



 「公正さ」 という観点からいえば、「わざと」 曖昧にする利点は、何もないと思います。上記の例からわかるように、

 「反論しにくい ( されにくい ) 」 という利点はあるのかもしれませんが、反論・批判されないことが、そんなによいことだとは思えないうえに、人間関係を破壊しますから、( 意図どおり ) 状況を有利に運べるかどうか、疑問です。
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