言語空間+備忘録

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日朝間の戦後補償問題

2012-01-13 | 日記
リチャード・L・アーミテージ ジョセフ・S・ナイJr 春原剛 『日米同盟 vs. 中国・北朝鮮』 ( p.151 )

春原 さて、日朝国交正常化問題に絡んで、日朝間には戦後補償問題というものもあります。仮に北朝鮮がソフト・ランディングの道を歩んだとしても、その際には莫大な資金が必要になります。東西ドイツ統一の時は西ドイツがかなりの経済的負担を負いましたが、南北朝鮮の統一に向けた北朝鮮の経済開放・民主化に伴う経済的負担のすべてを韓国だけで背負い切れるものではないという見方が一般的です。その時、頼りになるのが現在の金額に換算すると莫大な金額になると言われている日本の戦後補償なのです。

ナイ その問題はあまりにも違い先のことのように思えますね。誰かが何かを考えていても不思議ではないですが、私自身、政府にいた時はあまり多くの時間は割かなかったですね。

春原 歴代日本政府の基本姿勢は北朝鮮が核問題や拉致問題を全面的に解決し、国交正常化を果たした暁にはそれ相応の戦後補償を考える、というものです。そして、この「ジャパン・マネー」だけが北朝鮮の近代化を資金面で支援できる資源だと思います。なぜなら、韓国、中国、そして米国もそのような資金を拠出する余裕がないからです。まあ、日本にも余裕はないのですが、これは日本独自の戦後処理問題の一環なので……。

アーミテージ お金だけでなく、(対北朝鮮支援には)食糧、医薬品、何でも結構でしょう。そういった国際支援という意味では日本はパキスタンの災害復興支援にも参加しましたよね。

春原 ええ、確かにそうですが、日朝間の戦後補償問題はもう少し根が深い問題だと思います。一九六五年に締結した日韓基本条約を巡る交渉で、当初、韓国側は二十一億ドルの現金と各種現物返還を請求しましたが、最終的には日本が独立祝賀金と途上国支援として無償三億ドル、有償二億ドル、民間借款三億ドルの供与、及び貸付けを行っています。これと同じ規模の戦後補償を現在の金銭価値に換算して北朝鮮に供与するとなると相当な金額になります。そして、つまりこの「ジャパン・マネー」こそ、北朝鮮がソフト・ランディングする際に不可欠の資金となるはずです。

アーミテージ お金を与えるのは結構なことです。しかし、どのように、そして誰に与えるのですか? まだ、誰もそこまで考えてはいません。同時にお金だけでは疫病は退治できません。お金だけあっても人々の空腹は満たせません。日本には余剰米という名の備蓄もありますよね。そうしたもろもろのことも含めて考えておくべきでしょう。いずれにせよ、日本は米国とこうした問題について緊密に協議していくべきだと思います。

ナイ それはとても有効な「ニンジン」ですが、タダであげるわけにはいきませんよね。きちんとした「見返り」が確認できなければなりません。

春原 それは当然のことです。いずれにせよ、将来、どこかの時点で米国や日本、中国、そしてロシアは南北朝鮮の統一問題を真剣に考えなければならなくなるでしょう。


 日本は北朝鮮に対して、戦後補償を行っていない。なぜなら、「歴代日本政府の基本姿勢は北朝鮮が核問題や拉致問題を全面的に解決し、国交正常化を果たした暁にはそれ相応の戦後補償を考える」というものだからである。韓国に対するのとほぼ同じ規模の補償を行うとすれば、「相当な金額」になるはずである、と書かれています。



 「相当な金額」といわれても、「どのくらいの金額なのか」がわからないので、具体的な金額を示している他ブログの記事を引用します。

 政府関係者が書いているブログではないので、どこまで信用のおける数字なのかわかりませんが、「多少は参考になる」と思います。



NEVADAブログ」の「北朝鮮・韓国首脳会談と朝鮮半島統一」( 2011年11月13日 )

近日中にカーター元大統領の主導のもとで北朝鮮・韓国両首脳が北欧(スウェーデンかノルウェー)で朝鮮半島統一への準備の為の首脳会談を開催するとの情報が流れており、これに先立ち、北朝鮮にいます日本人妻を日本側に引き渡し、北朝鮮が抱えます日本と北朝鮮との戦後問題にけりをつけ、北朝鮮と韓国の統一を進める動きになるかも知れません。

この北朝鮮・韓国統一をするには日本が未払いとなっていると言われます北朝鮮への戦後賠償金問題が提起されますが、日本はおおよそ2兆円を『とりあえず』北朝鮮に払い、朝鮮半島統一にかかると言われています総額180兆円あまりの半分を日本に負担させるという形になるかも知れません。

朝鮮半島統一へ近々に大きく動きだせば、11月5日つけワールドレポートの通りの動きが一気に出てくることになります。

この時期にキッシンジャー元国務長官が訪日したのはそれなりの理由があります。




 なお、今回も、今後、この問題を考えるための資料として引用しています。それなりの量の資料を揃えたうえでなければ、考えてみてもはじまらないと思います。今後、この資料(記事)にリンクを張って根拠を示しつつ、この問題について考えたいと思います。
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