言語空間+備忘録

メモ (備忘録) をつけながら、私なりの言論を形成すること (言語空間) を目指しています。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

米韓FTAの批准手続が完了

2011-11-30 | 日記
産経ニュース」の「米韓FTA、李明博大統領が署名 1月1日発効へ批准手続き完了」( 2011.11.29 20:39 )

 【ソウル=加藤達也】韓国の李明博大統領は29日の閣僚会議で米国との自由貿易協定(FTA)関連法案に署名した。これにより米韓FTAは双方での批准手続きが完了。両国は来年1月1日の発効を目指し、最終調整作業に入る。

 作業ではFTAの合意条件を履行する上で障害となる法令や規制などが相手国にないかどうか相互に確認する。

 米韓FTAでは韓国内に「国家・投資家間における訴訟制度(ISD)」に対する警戒感が強く、同意案の処理が大幅に遅れた。このため米韓両国はISDについてFTA発効後90日以内に再協議することで合意しているが、再協議の内容がどの程度反映されるかは不透明だ。

 一方、最大野党・民主党はISD撤廃の主張を変えておらず、金(キム)振(ジン)杓(ピョ)院内代表は同日「批准無効化に向けた法的、政治的闘争を加速させる」と述べた。


 米韓自由貿易協定(FTA)の批准手続が完了した。韓国内には「国家・投資家間における訴訟制度(ISD)」に対する警戒感が強い、と報じられています。



 日本では、いま、TPP参加問題が論じられています。

 今回、米韓FTAの批准手続が完了したことは、日本にとって好都合だと思います。

 なぜなら、米韓FTAによって、韓国経済はどうなるのか、米国の韓国に対する態度はどうか、などをみつつ、日本はTPP参加の是非を判断できるからです。



 なお、TPP反対を主張している有名ブログのなかには、「条約と国内法の優先順位」を大々的に取り上げているものがありますが、

 日本のTPP参加の是非を判断するうえで、この問題はさほど重要ではないでしょう。

 なぜなら、「条約と国内法の優先順位」がどうであれ、「条約は、国会で批准されなければ成立しない」からです。かりに内閣が暴走して国民の意思(=国会の意思)に反した条約を締結しようとしたなら、「国会が批准しなければよい」だけの話です。



 ところで、韓国人が恐れる「国家・投資家間における訴訟制度(ISD)」とは何でしょうか? 日本においても、TPP反対派のなかにはISD条項を恐れている人々がいるので、ISD条項のもつ意味は重要です。

 そこで、次の報道を引用します。



産経ニュース」の「韓国議会、米韓FTA法案を可決 催涙弾や怒声で議場は大混乱」( 2011.11.22 19:25 )

 【ソウル=加藤達也】韓国の与党ハンナラ党は22日、採決をめぐり与野党間で激しい攻防が続いていた米国との自由貿易協定(FTA)の批准同意案を、緊急招集された国会本会議で強行採決し可決、成立させた。米国側は批准手続きを10月に終えており、米韓FTAは李明博大統領が目指していた来年1月にも発効する。

 強行採決に最大野党・民主党が今後の全国会日程のボイコットを宣言するなど政権との対決姿勢を一層強めており、政権は厳しい国政運営を迫られそうだ。

 野党側はFTA発効で「社会の二極化が進む」などと反発していたが、処理が停滞した最大の理由は条項に盛りこまれた「国家・投資家間における訴訟制度(ISD)」に対する警戒感が大きかったためだ。

 ISDは投資家が不利益を被ったと認識した場合、投資先国の裁判所ではなく国際仲裁機関に提訴できる制度。企業の海外投資が多い韓国側に有利な側面もあるが、反対派は「政府や地方自治体が訴訟対象となる可能性があり、敗訴すれば国民にツケが回る」として削除を要求していた。

 事態の収拾のため、李明博大統領は国会を訪問。与野党に協力を要請し、発効3カ月以内の再交渉という妥協案も示すなど異例の対応に出たが、野党側は同意しなかった。22日の本会議には与野党議員170人が出席。怒号の中、採決直前に野党議員が催涙弾を投げるなど一時混乱したが、賛成151票で可決された。


 「ISDは投資家が不利益を被ったと認識した場合、投資先国の裁判所ではなく国際仲裁機関に提訴できる制度である」と報じられています。



 どちらか一方の国に属する裁判所ではなく、第三者、すなわち国際仲裁機関に提訴できる制度にすることが、なぜそんなに問題になるのでしょうか? もともと非関税障壁を設けて、「自国に有利になるように、ズルいことをしよう」とでも考えていないかぎりは、とくに問題とするほどのことではないと思います。



 ところで、報道文中には、米韓FTA批准同意案は「怒号の中、採決直前に野党議員が催涙弾を投げるなど一時混乱したが、賛成151票で可決された」とあります。

 国会で、国会議員が「催涙弾を投げる」というのも凄いですね。日本の没落・韓国の追い上げが主張されたりもしていますが、

 韓国の民度がこの程度だとすれば、「日本はまだまだ、韓国に追いつかれてはいない」といえるのではないかと思います。


■関連記事
 「私は日本のTPP交渉参加を支持します
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ケンベイミヤギ、福島県産の... | トップ | 中国初の空母「ワリャーグ」... »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。