言語空間+備忘録

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日中関係に改善に向けて動きだす兆し

2012-11-28 | 日記
 最初に、次の資料 (外交関係に関するウィーン条約) を引用します。



外務省」の「条約データ検索

「外交関係に関するウィーン条約」
http://www3.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/pdf/B-S39(2)-0335_1.pdf
http://www3.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/pdf/B-S39(2)-0335_2.pdf

第4条
1 派遣国は、自国が使節団の長として接受国に派遣しようとする者について接受国のアグレマンが与えられていることを確認しなければならない。
2 接受国は、アグレマンの拒否について、派遣国に対し、その理由を示す義務を負わない。




 条約の第4条には、「使節団の長」すなわち「大使」を派遣する際には、「接受国」すなわち「相手国」のアグレマン(同意)が必要であると書かれています。



 次に、元外交官(元駐レバノン特命全権大使)、天木直人氏のブログ記事を引用します。



天木直人のブログ」の「なぜメディアは木寺駐中国大使の発令の遅れについて書かないのか」( 2012年11月10日 )

 とっくの昔に木寺駐中国大使の閣議決定がなされていなければならないはずだ。

 しかし一向にその気配はない。

 丹羽大使は大使のまま中国に残り、新しい大使が赴任するという話は聞かない。

 日中外交がこれほど大切な時にこの遅れはあまりにも異常だ。

 なぜか。

 それはいつまでたっても中国政府が新大使に対する合意(アグレマン)を出そうとしないからではないか。

 野田首相と中国の外相が異例の怒鳴り合いをしているぐらいだから出るはずはないのだろう。

 野田首相が首相でいる限り、中国政府はすべてを凍結するつもりだろう。

 なぜメディアはスクープしないのか。

 中国政府は新大使の合意を与えないから野田政権は困っていると。

 それを国民に教えようとしないのだろうか。




 氏の「ブログ全体の主張」が正しいか否かはともかく、すくなくとも「とっくの昔に木寺駐中国大使の閣議決定がなされていなければならないはずだ」という部分は、間違いないものとして信用してよいと思います。

 元外交官でなければ、こういった「常識」(または慣例) はわかりません。そして(元)外交官であれば、経験上、誰でも間違いなく「わかる」ものだと思います。

 そして氏の経験をもとに考えれば、いかに西宮伸一駐中国大使の急死といった事情があろうとも「遅すぎる、おかしい」のです。



 とすれば、やはり「なぜなのか」が問題となり、

 その答えはやはり、氏の分析通り、「いつまでたっても中国政府が新大使に対する合意(アグレマン)を出そうとしないから」だという以外には考えられないのではないかと思います。



 ここで、私が昨日引用した日経の報道を見てください。といっても面倒だと思いますので、再び引用します。



日本経済新聞」の「中国の日本不要論「大変傲慢」 丹羽大使離任会見」( 2012/11/26 20:23 )

 【北京=島田学】近く離任する丹羽宇一郎駐中国大使は26日、北京の日本大使館で記者会見し、約2年半の任期を「心残りもある。今は風と雨の時代だが、日中関係の将来に明るい思いを強く持っている」と振り返った。就任直後に沖縄県尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件、離任直前には尖閣問題を巡る反日デモが発生した。会見では開口一番に「尖閣で始まり尖閣で終わった」と語った。

(中略)

 丹羽氏は2010年6月に就任、今月28日にも離任し帰国する。伊藤忠商事の経営者から中国大使となった丹羽氏は「官僚の特徴である前例主義にとらわれず、新しい発想で様々な試みをしてきた」と民間大使の意義を強調した。後任の木寺昌人前官房副長官補は12月中にも着任する。

 これに関連し、中国外務省の洪磊副報道局長は26日の記者会見で「日中関係の改善、発展において丹羽氏の努力を評価する」と語った。新大使の木寺氏には「日中関係の回復へ努力してほしい」と求めた。




 私が何を言いたいか、予想がついたのではないでしょうか?

 そうです。記事では、中国外務省の洪磊副報道局長が26日の記者会見で新大使の木寺昌人氏について、「日中関係の回復へ努力してほしい」と求めた、と報じられています。

 つまり、中国側が木寺大使に対する合意(アグレマン)を出した (または出す) 、ということです。

 これは日中関係が改善に向けて動きだす、ということを意味しています。

 もちろん結果として改善しないかもしれませんが、すくなくとも日中関係が再び「改善に向けて動きだす」ことは間違いないと思います。



 報道によれば、木寺新大使は有能な外交官らしいです。元外交官の佐藤優氏も木寺大使は有能である、と言っています。

 期待してよいと思います。



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