言語空間+備忘録

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日本人は優しい

2011-03-29 | 日記
YOMIURI ONLINE」の「みずほ障害 義援金の集中原因か」( 2011年3月22日 )

頭取は「人的ミス」強調

 システム障害が発生していたみずほ銀行のサービスの正常化が22日午後にずれ込む見通しとなった。みずほ銀は給与振り込みが集中する25日は障害は発生しないとしているが、原因となったシステムの処理能力の脆弱(ぜいじゃく)さは解決されていない。給与振り込みだけでなく、企業間の資金決済が滞る恐れは残っており、システムの抜本的な強化が求められている。

 西堀利(さとる)頭取は21日夕の記者会見で、「正常化のメドはつきつつある」と述べた。18日までに処理できていなかった計89万件の振り込みが22日朝に口座への入金を終える見通しとなったためだ。25日に集中する企業の給与振り込み約190万件や、月末にかけて集中する企業間の決済にも問題がないとの立場だ。

 今回のシステム障害の原因について、銀行業界では、東日本巨大地震の義援金の受付口座に入金が集中したためとの見方が有力だ。

 みずほ銀は、口座を開設する場合、行員が入金などの取引量が多いか少ないかを個別に判断するという。取引が多いと予想される場合には、システムの処理能力が高い口座を準備するという。今回、準備した都内の2支店の口座は、処理能力を上回る取引が集中して、システム全体の障害に波及した。西堀頭取は、「特定の口座への振り込みが(集中したことが)きっかけになった。システム上の手当てをできなかった『ヒューマンエラー』だ」と述べ、原因は、あくまで人為的なミスであることを強調した。だが、口座の取引量の予想を見誤ったことをカバーする仕組みがなかったことで、みずほ銀のシステムへの信頼性は大きく損なわれたと言える。

 今回の障害について、他の大手金融グループは「振り込みが集中したぐらいで基幹システムがマヒしてしまうことが問題」(大手銀行幹部)と指摘している。当面、正常化したとしても抜本的なシステムの処理能力の増強は不可欠で、対策を急ぐ必要がある。

 企業間の代金の決済が遅れれば、企業の信用問題となり、最悪の場合、倒産といった事態に発展しかねない。西堀頭取は「企業からの損害賠償などには真摯(しんし)に対応する」と述べたが、中堅・中小企業が取引先であるみずほ銀の顧客基盤が揺らぎかねない。西堀頭取は「トラブルを完全に解決することが、責任を果たすことだ」と強調したが、何らかの形で経営責任を明確にする必要があるとの声が多い。


 みずほ銀行のシステム障害について、頭取は「人的ミス」だと強調していると報じられています。



 「人的ミス」を強調する背景には、
他の大手金融グループは「振り込みが集中したぐらいで基幹システムがマヒしてしまうことが問題」(大手銀行幹部)と指摘している
という事情、すなわち

   システム上の問題であれば、顧客が減る

という事情があるのではないかと思います。顧客を失わないために、「人的ミス」だと強調しているのではないか、という「疑い」があります。



 しかし、

   東日本巨大地震の義援金の受付口座に入金が集中したため

だというのも、本当でしょう。とすると、
「行員が入金などの取引量が多いか少ないかを個別に判断」し、さほど義援金は入金されない、と予想していたが、予想外に「東日本巨大地震の義援金の受付口座に入金が集中したため」に「処理能力を上回る取引が集中して、システム全体の障害に波及した」
というのですから、
みずほ銀行では、日本人は「利己的なので義援金は多くない」と予想したが、実際には義援金の入金が殺到した
ということになります。これは、

   (多くの) 日本人は優しい

ということを示していると考えてよいと思います。次のニュース (↓) も「日本人は優しい」ことを示しています。



ROCKET NEWS 24」の「ヤクザの災害支援活動、海外メディアが報道」( 2011年3月22日 )

決して日本では公に語られることのないヤクザの災害支援活動を、海外メディアが報道し注目を集めている。

アメリカ人ジャーナリスト、ジェイク・エイデルシュタイン氏の報道によると、指定暴力団である山口組と住吉会は、最初の揺れが襲った数時間後にはすでに行動を起こしていたという。

まず、東京の街にあふれる帰宅困難者に事務所を開放。そして食料・水・毛布など支援物資を何台ものトラックに満載し、被災地に向けて送り出した。住吉会は、外国人コミュニティに避難所を提供。そして稲川会は、地震の翌12日、4トントラック25台に支援物資を満載して、東北に向かった。

特に活発に支援活動を行っているのが稲川会。東京ブロック支部は13日早朝までに、高速道路を使わず12時間かけてトラックでひたちなか市に向かい、計50トンもの物資を市役所に運び入れた。その際、受け取りを拒否されないよう、決して身分は明かさなかったという。

支援物資を運んでいたある組員は、「普通にみんなができることをやっている。それ以上のことは報道しないで欲しい。誰も私たちと関係を持ちたくないだろうし、支援物資を突き返されたくない」と語った。

また、神奈川ブロック支部は茨城と福島の放射能汚染地域に物資を届けるため、70台ものトラックを送りこんだ。

ジェイク・エイデルシュタイン氏は、「任侠道の精神は日本人の精神。これが、日本人がこの災厄を乗り越え、より強くなって復活すると私が信じる理由なのです」と締めくくっている。


2 コメント

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優しさに付け込まれないように (四葉のクローバー)
2011-05-26 11:19:42
日本人は総じて優しいです。

しかし、中国、韓国、ロシア、北朝鮮など周辺国に、その優しさに付け込まれないように、注意すべきです。
Unknown (memo26)
2011-05-26 15:34:02
 それはそうですが、台湾に対しても注意すべきでしょうね。

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