言語空間+備忘録

メモ (備忘録) をつけながら、私なりの言論を形成すること (言語空間) を目指しています。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

政治の目的

2009-07-04 | 日記
加藤紘一 『劇場政治の誤算』 ( p.4 )

 自由民主党という政党は、明確な存在意義を持って生まれた政党です。第一に反共政策。日本を共産主義の国にしないというイデオロギーです。第二に経済成長政策。欧米に追いつけ追い越せという明治以来の目標でした。そして一九九〇年代、冷戦は終結し、経済的繁栄も実現した。自民党は結党以来の役割を大勝利のファンファーレの中にきれいに終えていたのです。しかしそれは、党のセールスポイントがなくなったことでもありました。
 それでも役割を終えた自民党が政権与党でありえたのは、強い責任感と統治能力があったからでした。派閥闘争をしながらも、なんとか党をまとめあげ、必要とあらば内閣をつぶしてまで財政再建を図る。消費税導入時の竹下内閣がそうです。


 自由民主党の存在意義は、反共と経済成長だったが、その目的は達成された。したがって自由民主党は、その存在意義を失いつつある。それでは何に、存在意義をみいだすべきか、自由民主党は何を目標にすべきか。それは、

同 ( p.5 )

 おそらく、草の根の人々の願いは、今も昔もそれほどは変わらず、自分の属する地域に自分の居場所があり、そこに根を張って、家族をつくり、自分の人生をより良くまっとうすることなのではないでしょうか。強者の論理が支配する「成功者に巨万の富を」という世界とは、まったく違う価値観で生きている。地元に帰って、選挙区の人々と話をするたびに、つくづくそう思います。


 人々の望みを実現すること、具体的には、「自分の属する地域に自分の居場所があり、そこに根を張って、家族をつくり、自分の人生をより良くまっとうすること」 の実現である、と書かれています。



 その通りなのだろうと思います。

 おそらく圧倒的大多数の人々は、「成功者に巨万の富を」 といった価値観とは、まったく違う価値観で生きているのではないかと思います。すくなくとも私の周囲には、巨万の富を手に入れるために、血道をあげている人はいないです ( そういう人もいましたが、疎遠になりました ) 。

 金儲けよりも、信頼関係をつくったり、倫理的な生きかたをすることを、望んでいる人が多いのではないかと思います。


 けれども、それには 「ある程度の」 お金が必要なのもたしかです。したがって、具体的な政策をどうするのか、どうすればよいのか、が問われます。そこで、次はこの本を引用しつつ、考えてゆこうと思います。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 資本主義の袋小路と軍需 | トップ | 合法であれば正しい、とはい... »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。