言語空間+備忘録

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電気自動車がもたらす日本の未来

2009-10-29 | 日記
ある女子大教授の つぶやき」 の 「急速に進む電気自動車

21世紀の産業革命

 歴史で習う産業革命は、18世紀中期に英国で開発された蒸気機関による動力革命であったが、現在の産業革命は化石燃料を使う動力から、電池が支配する化学反応が生み出すエネルギーへの転換である。20世紀の初頭にも、自動車の動力源として、ガソリンか電池かの選択競争があったが、この時にはガソリンが勝利した。100年後の今日、同じ争いが起きているが、21世紀はガソリン車支配が終わりを迎えようとしている。

(中略)

ガソリンエンジンは完成された機械工学の粋が柱であるが、電気自動車になれば炊飯器、冷蔵庫、洗濯機などと同じ電気製品と同じレベルになる。カメラがデジカメとなり、電気やコンピュータなどの企業が参入してきたように、10年後には自動車という産業体系は大幅にその枠組みを変えていることが予想される。ビッグスリーや日本車が独占していた自動車産業には世界中で、素人の参入が始まり、なかでも中国(BYD)や米国のシリコンバレーでは、鉄とガソリンから離れた車作りスモール・ハンドレッドと言われているベンチャーが沸き起こっている。

ガソリン車はほぼ3万の部品点数から構成されているし、ハイブリッド車では4万点数である。これに対して電気自動車はその3分の1の1万点前後である。そうなると、現在の自動車産業のすそ野に広がる産業群は簡単には3分の2は不要となってしまう。鉄鋼産業ですら、その存立に赤信号がつくかもしれない。何故ならば、電気自動車の性能向上にはガソリン車以上に車体重量軽減を欠かすことができないからだ。18世紀の産業革命以来の製造業の変革が迫っているように思える。


 電気自動車の時代になれば、自動車産業のすそ野に広がる産業群の 3 分の 2 は不要になるだろう、と書かれています。



 現在、電気自動車は、自動車産業が目指すべき、新しい分野と見なされています。

 しかし、この予測が正しければ、電気自動車が普及したところで、( 日本の製造業にとって ) 未来は暗い、と予想されます。



 私は、電気自動車の時代になるかどうかはわからないものの ( ガソリンエンジンは結構しぶといと思います ) 、もしなれば、日本は、壊滅的なダメージを蒙るのではないかと思います。

 部品点数が減り、不要になる部品を作っていた会社が倒産するから、というのも理由ではありますが、問題は、それだけにとどまりません。



 いまの車は、ガソリンで走っています。つまり、エンジンを搭載し、エンジンが、ガソリンを推進力に変えています。しかし、電気自動車になれば、電気で走るのですから、当然、モーターを搭載し、モーターによって、電気を推進力に変えることになります。

 ここで重要なのは、エンジンは部品の 「高度な擦り合わせ」 が必要とされており、作るためには、一定の技術力が必要とされるのに対して、モーターであれば、そこまで高度な技術力は必要ない、ということです。極端な言いかたをすれば、いまのコンピュータが部品を組み合わせるだけで作れてしまうように、電気自動車も、部品を組み合わせるだけで、簡単に作れてしまう。



 このことが意味するのは、なにか。

 それは、日本企業が得意とする、「擦り合わせ」 の技術が ( かなりの程度 ) 無意味になる、ということなのです。

 電気自動車は、部品を組み合わせれば、( そこそこの技術力で ) 誰でも作れてしまう。となれば、日本メーカーの優位性が失われ、中国などのメーカーに負けてしまう可能性が高くなります。電気自動車は、「日本の活路」 と捉えられがちですが、じつは、「日本の末路」 になる可能性が高い。日本にとって、最悪の状況になりかねないのです ( 安くなり、環境にもよいので消費者にはよい ) 。



 いまは、ハイブリッド車の段階ですから、日本に優位性があります。しかし、電気自動車の時代になれば、日本はどうなるのか、それを考えておく必要があると思います。
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