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オバマ大統領はビジネスライク

2011-12-22 | 日記
リチャード・L・アーミテージ ジョセフ・S・ナイJr 春原剛 『日米同盟 vs. 中国・北朝鮮』 ( p.54 )

アーミテージ 長年、この仕事をやっていて学んだことの一つは外交政策において、最も重要なのは人間関係だということです。たとえば、私と加藤良三氏(前駐米大使)の関係もそうです。もちろんそれぞれの国を背負っているわけですから、それぞれの国益を考えて行動するわけですが、それでもこうした人間関係が実際にはとても重要になります。
 この点において、私は実はオバマ大統領には非常に不安を覚えています。なぜなら、彼は一切の人間関係を拒むからです。

春原 日本人との、ですか?

アーミテージ すべての人とのです。

(中略)

春原 オバマ大統領は非常に「孤高の人」だという噂は聞いたことがありますが……。

アーミテージ 孤高とか孤立とかいうのとは違います。すべての関係がビジネスライク(It's all business)なのです。昨日、とある中東の国の大使と会った際、彼は「オバマ大統領には大変失望した」と漏らしていました。「なぜなら、彼は我が国の指導者たちと人間関係を築こうとしないからだ」とね。実はこの種のオバマ批判はそこら中で耳にしています。豪州、アジアのいたるところ、そして欧州でもです。

春原 どうしてでしょう?

アーミテージ いま言ったように「ビジネスライク」なのです、彼は。それが彼流なのでしょう。

春原 性格的な問題を言っているのですか?

アーミテージ さあ、その原因が何なのかはわかりません。彼の家族から来ているのか、育ちに関係があるのか、白人社会と黒人社会の双方に足場を築いていることに根ざすものなのか……。

春原 つまり、オバマ大統領は「人間として付き合うのが難しい人」だ、と?

アーミテージ いえ、「難しい(Difficult)」というよりは「少し違う(Different)」といった感じでしょうか。ブッシュ大統領について、人は今でも「イデオロギー色が強過ぎた」とか「付き合うのが難しかった」とか色々言いますが、少なくとも一対一で会う時のブッシュ大統領は違いました。つまり彼は人間が好きでした。そして、彼は個人的な人間関係を好んでいました。小泉純一郎首相、それに(国家元首として相対する時間が短かった)麻生太郎首相ともそうでした。

春原 ややイデオロギー色が強かったとしても、人間としての「可愛げ(Charm)」があったということですね。

アーミテージ そうです! 彼(ブッシュ大統領)はとてもチャーミングだった。もちろん、オバマ大統領は世界に対して、米国のより良い顔となり、それほどイデオロギー一色にも染まっていないと訴えています。ただ、彼自身の人間関係に対する姿勢は周囲の人間を困惑させているのです。

春原 同じ民主党の大統領でもビル・クリントン氏とは全く違う?

アーミテージ 一〇〇%違います。彼(クリントン)は(人間に好かれるという意味で)ベストでした。一方のオバマ大統領はと言えば、(周囲の人間を容易に信用しないことで有名だった)リチャード・ニクソンの方がまだましに思えるぐらいですよ。


 オバマ大統領は、すべての関係がビジネスライク(It's all business)であり、各国の要人には「オバマ大統領には大変失望した」「なぜなら、彼は我が国の指導者たちと人間関係を築こうとしないからだ」という声が多い。オバマ大統領には「可愛げ(Charm)」がない、と書かれています。



 周囲には、オバマ大統領が「個人的な人間関係を拒否している」ように映る。オバマ大統領は「(どちらかといえば)人に好かれない」タイプである――。

 これは重要な情報だと思います。



 この(オバマ大統領の)人物像は、習近平が「人に好かれる」タイプであることと、対照的です。

 外交において、「人に好かれる」かどうかは重要だと思います。とすれば、オバマ大統領が再選されれば、米中関係は中国に有利な流れになる可能性がありますね。もちろん、アジア情勢にも影響してきます。

 とすれば、日本にとってはオバマが再選されないほうがよいのかもしれません。



 それはともかく、

 オバマ大統領は選挙に勝つために、経済対策を積極的に打ってくると予想されます。大統領選がどうなるかはわかりませんが、アメリカ経済は復活してくるのではないかと思います。



REUTERS」の「11月米住宅着工件数は2010年4月以降最大、予想上回る9.3%増」( 2011年 12月 21日 01:00 JST )

[ワシントン 20日 ロイター] 米商務省が20日発表した11月の住宅着工・許可統計によると、着工件数は季節調整済みの年率換算で68万5000戸となり、前月比9.3%増、前年比24.3%増となった。賃貸物件の需要増を追い風に着工件数は2010年4月以降最大となり、米住宅市場の回復が始まっている可能性が示された。
エコノミストは63万5000戸に増加すると予想していた。

4キャストのエコノミスト、ショーン・インクレモナ氏は「住宅市場は抑制された水準から徐々に上向いており、住宅市場にとって明るい内容」と指摘。「需要が低かった水準から上げてきていることは健全な動きだ」と述べた。

ただ着工件数は、2006年1月につけた227万3000戸のピークと比べると3分の1の水準にも満たない。住宅在庫の積み上がりや価格低迷に加え、米国では失業率は依然として高く信用基準も厳しいことから、2007─09年の景気後退の主因となった住宅市場が完全に回復するには、まだ時間がかかるとみられている。

11月の着工件数は、集合住宅が25.3%増の23万8000戸と、2008年9月以来の高水準となった。1戸建て住宅は2.3%増の44万7000戸。

着工件数の先行指標となる住宅着工許可件数は、前月比5.7%増の68万1000戸。エコノミストは63万5000戸に減少すると予想していた。

許可件数のうち、集合住宅は13.9%増加し、2008年10月以来の高水準となった。1戸建て住宅は1.6%増。

完成した住宅の数は5.6%増の54万2000戸となった。




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■追記
 タイトルを「オバマ大統領はビジネスライク」に変更しました。
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