予告編を見た日から
絶対に見るっ
と決めていた
「ユナイテッド93」 (←予告編動画も見れます)
先日見てきました。
インターネットでチケット予約しようと思ったら
好きな席がなかったので、
お昼から近くの映画館に散歩がてら行き、
窓口でレイトショーの良い席を
Get!!してきました。
いや~!!お盆休みのお昼ともなると
映画館ももの凄い混みようでしたよ~
そんな中、私は部屋着の様な格好のまま
(Tシャツにキュロットパンツ)
ボサボサ頭に帽子をかぶり・・・しかも汗だくで
そんな姿で映画館に行ってしまいましたぁ
ちょっと変な人っぽい感じで浮いていたかも
なのでチケット購入してさっさと帰って来ました。
みなさんももう知っていると思いますが、
この映画は、忘れる事の出来ない、忘れてはならない
あの9.11アメリカ同時多発テロが題材になった映画です。
2機はワールドトレードセンタービルに突っ込み、
1機はアメリカ国防総省ペンタゴンへ、そして最後の1機は・・・。
この最後の1機が映画のタイトルにもなっているユナイテッド航空93便。
この映画では、パイロット役ややスチュワーデス役などは
実際に経験のある人が役者として出演していたり
当時実際にあの事件に携わった人も携わっていたそうです。
映像的にもカメラがハンディで撮ったらしく、
かなりリアルで本当にその場にいるような感じで
見ているこちらも本当に苦しくなってきました。
「泣ける映画だった~」なんて決していえません。
抑えきれないくらいにこみ上げてくるものがありました。
映画が終わってからも、しばらくはこみ上げてくるものが治まらず、
むしろ映画を見て感じた事や、
もし自分があの飛行機に乗っている一人だったら・・・
など、色々考えると更にこみ上げてくるものくるものがあり
胸が苦しくなりました。
そう言えば、この「ユナイテッド93」には
唯一の日本人犠牲者(飛行機)であった早稲田の男子学生も
乗客の一人して、きちんと描かれていました。
ちょうどあの日、
私はミラノにいました。
レッスンに行こうと準備をしつつ
着けっぱなしだったTVのブラウン管に映ったのは
映画のワンシーンのようなビルに突っ込む飛行機でした。
(このシーンを映画館の大画面で見た時は
胸が締め付けられる思いでした。)
私は疑うことなく映画と思いそのままレッスンへ・・・
そして、Maestraからその事実を聞きました。
私の前の生徒さんがNYの出身だったらしく・・・
私も友人がNYに留学していたので
とても心配したのを覚えています。
人事ではありませんでした。
そして、その数日後だったか
ミラノの中央駅にあるピレリービルに
セスナ機だったかヘリだったかが突っ込んだり、
リナーテ空港で倉庫に飛行機が突っ込む事故があったりと
事故が立て続けにありミラノもテロの標的か!?と
とても不安になりました。
その直後、私は
コンクールでシチリアに行く事になっていてたので
飛行機に乗ったのですが、
国内線にもかかわらず、かなりセキュリティが厳重でした。
そんな中のフライトで手に汗握ってましたね・・・
そう言えば、その翌年の復活祭の日、
テロの危険性が高いと
イタリアの何箇所かの地名が発表され、
ミラノが入っていた事がありました。
何事もなく一日過ぎましたが、
本当に怖かった事も覚えています。
あの日、ちょうど海外にいて
もしかしたら自分が遭遇したかもしれないテロ・・・
海外にいたからというわけでないと思うけれど、
未だに人事とは思えない出来事です・・・
先日、ロンドンで最大10機の大規模テロ未遂事件がありました。
このニュースはまだ記憶に新しすぎる事件ですが、
本当に本当にもう二度と起こってはいけないことです。
だからと言って、私にはどうする事も出来ないのですが・・・
ただただ、二度と起こらない
平和な世界がくることを望むばかりです。