痛みがあってなかなか長い距離を走れなかったけど、2か月ほど前に誘われてエントリーしてた10キロレースを走ってきた。思ったほどいいタイムはでなかったけど、きつい登りを歩かずに走り切ったのがうれしかったし、痛みもそれほどひどくならなかったので少し安堵の気持ちだ。ステージ１を無事通過した。
痛みは孤独だ。「痛い」と言っても、本当にその痛みを理解しようとして寄り添ってくれる人は少ない。またぼくだって人が痛んだときに気持ち的に寄り添える自信もない。人はそれぞれ精神的にも肉体的にも自分の都合が優先してしまうことが少なくないのだ。
とまれ、少しずつ慣らしてステージ2にチャレンジしたい。よく眠り、普段からトレーニングを欠かさず、体を冷やしたり、過労にならないように気をつけて、じっくり次の10キロで自己ベストを目指したい。
リハビリは、結局自分で計画を立てて、自分の体で人体実験を繰り返して「解」を求めていくしかない。もちろん人の経験談やプロの意見は尊重するけど、最後は自分で強い気持ちでやり遂げるしかない。大げさだけど、プロの選手が靭帯を断裂したときや体力の限界を感じた時の気持ちが少しわかるようになってきた。残された時間でどこまで回復できるか、自分との戦いだ。
