カリブ海に浮かぶ小さな島国、バルバドス共和国。この島のハイスクールからリアーナは生まれた。デモテープを聴いたNYのプロデューサーはバケーションを兼ねて島を訪れ、リアーナのデビューを決めた。
Pon de replayでブレークしたリアーナは一気にビヨンセの後継者だと騒がれ、続けざまにヒットを飛ばしている。その中でもUmbrellaは最大のヒットかもしれない。日本への数回お訪れていて、ライブイベントを観た友人は「スタイル、良すぎ」と目をパチパチさせていた。
そんな彼女、最近は歌詞やアレンジ、PVなどでクスリを連想させるシーンが増えてきた。それもあからさまと言うか、不必要なほどに強調されてたりして興ざめしてしまうことがある。恋をテーマにしたPVでも相手は単なる迷惑男だったり、経済的に満たされているかされていないかはどっちでもいいんだけど、単に騒いで喜んでいるような、躁状態の色男ってのが出て来て、ストーリーの奥行きのなさにうんざりしてしまうことがある。We Found Love ft. Calvin Harrisなんかはいい例だ。
それに、ここ何回か、リアーナにたばこを吸わせるシーンと出くわした。よく見ると完全に吹かしているだけなので、PVにそれをもってきても何も効果がないんじゃないって気がするんだけど、たぶんプロデューサーやディレクターがこうした薬物の愛好者なんだろう、これ見よがしに挿入してきて粋がっている感じだ。
この一点だけで全体のPV評価を落とすわけではないけど、リアーナに薬物は似合わない。彼女の歌には薬物の匂いがなくてもダイヤモンドのように輝いている。
