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 Rosalia de Castro

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キレるオヤジ

2015-10-06 22:49:19 | PSYCHOLOGY2

ヤフーニュースに「<高齢化社会>増え続ける「キレるオヤジ」の理由」という毎日新聞の記事があった。増えた減ったというニュースは、事件の場合は統計的にどう仕分けたかということなどが関わってくるから、本当に増えたのか減ったのかは鵜呑みにできないけど、目につくというこのニュースには何となく納得がいく。ひとつの大きな理由は少子高齢化で、たとえば昔からキレる60歳が1%だとしても、その実数はたぶん30年前に比べて倍増していているのだ。

人は加齢に伴って成熟していくと思われがちだけど、自分の経験から言えば、人の性格・傾向はそれほど年齢によっては変わらない。20歳で悪さをしていた人が40歳になって悪さをしなくなるかといえばそうでもない。頭をあちこちぶつけて反省・忍耐ができてくる人もいないことはないけど、やっぱり過半数は何か場所を変えて悪さをしているように思える。つまりよくキレるオヤジは、若いときもよくキレていたし、逆に若いときにあまりキレることがなかった人は何歳になってもあまりキレることはないのではないか。

ただ、高度成長の時代までは社会全体にアナログ的な継続性があって経験値がものを言う側面が大きかったのでよかったけど、バブル以降は急速に社会がデジタル化して、どこもかしこもインターフェイスが大きく変質してしまい、アナログ的発想で育ち、それで仕事をこなしていた人たちは学び直すことが求められ、それを受け入れられない人たちは「難民」化して社会の蚊帳の外に置かれるわけだ。つまりどんなにたくさん物事をよく知っていてもにロッピーのパネル操作が分からないだけで子供扱いされてしまったりする。キレて怒鳴ったりする人がいても、気持ちが分からないではない。

また、iPodなどの普及で音楽のポータビリティが進んで、スマホでゲームができラインで目の前にいない人と会話ができる時代になって、いまここにいる人たちと共有している状況に無関心な人が多くなっているのも一つの理由だろう。電車のドア近辺や通路といった場所に立ってボォっと邪魔してても気付かない、というか、気にしない人がいる。そういったツールになじんでないというか、そんな使い方をしない人たちにとっては、なんという無神経な奴らだということになる。

もちろん、女性だってオバサンになるわけだけど、なぜか女性の方が集団に融和性があって、感謝したり謝ったりすることにあまり抵抗がなく、あまり「キレるオバサン」は目にしない。つまり、ロッピーの前であまり要領を得ない「若い店員」から操作を教えられて彼女たちは怒ったりはしないのだ。男はプライドが高すぎるのか。

まあ、好むと好まざるにかかわらず、高齢者は増え、社会のインターフェイスはどんどん変化していく。キレやすかった人がキレる場面はどんどん増えるような気がする。

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