MELANCOLICO∠メランコリコ!

ゆめと心理と占いのはなし
Por donde, amor, he de ir?
 Rosalia de Castro

手負いのオオカミは山奥に身を隠す。

2016-10-16 02:31:51 | 日記

先日、テレビ番組のドラマで、「手負いのオオカミは山奥に身を隠す」という狩人のセリフがあった。ドラマはつまらなくて、だらだらと観ていて筋はもう忘れたけど、この言葉だけが記憶に残っている。

敵と出会ってしまったら負ける状態では、無理してでも敵と出会わないような森深くに隠れ、戦えるまでの回復をじっと待った方がいいということだ。これはたぶん精神的なことにも言えるような気がする。落ち込んだとき、自信を失ってしまったとき、無理して笑顔作って、背筋伸ばして、何も変わったことはないですよってよそおっているより、一気に引きこもってしまって、気持ちが自然と「外に出たい」「人と会いたい」となるまで、必要最小限の行為だけで生命を維持して、じっとおとなしくしている方が正解だという気がしている。

変に元気ぶったり、人の話に合わせたりすることなく、言葉もできるだけ少なく、何があっても人の機嫌を損ねる態度を避け、じっくりと自分の気分がケミカルな変化を起こしていくのを待つ。ただ、精神的にも肉体的にも、どこまで引きこもったらいいのか、支障がないのか、見分けるのは難しい。逆に世間と摩擦を強くしてしまうことだってありうる。

むかし、仕事で無理して肺炎を起こしたことがあった。仕事の最後の3日ほどは38度くらいの熱があって、仕事が終わったら一気に40度まで上がって入院となった。病院の糊のきいたシーツの上で、腕で目を覆って、じっと点滴の準備を待ったのことがあったのを、このセリフのを耳にしたとき思い出した。仕事への心配と同時に、やっと仕事から切り離されて眠れる、といった安堵の気持ちが胸をよぎった。

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