MELANCOLICO∠メランコリコ!

ゆめと心理と占いのはなし
Por donde, amor, he de ir?
 Rosalia de Castro

今朝もまた間に合わない夢

2016-05-03 16:37:17 | 日記

繰り返し見る夢って気になる。今日は7時ごろにいったん目覚めて、そのあと二度寝したら次に目覚めたのが1時だった。10時間眠ったことになる。眠るって一番の疲労回復薬だし、飲んだ薬が力を発揮できるのも睡眠中だ。眠れないとどんなに強い薬を飲んでも効きが中途半端になる。

そして、夢だけど、ぼくはスウェーデンにいた。朝食だか夕食だかわからないけど、狭いホテルのレストランにいて、飯を食っている。そのレストランのテーブルや天井がやけに青っぽい。ぼくは隣の席の女性たちに空港までの行き方を教えているけど、実際には自分でもどう行くのか自信がないので話を適当な方向にもっていって、女性たちもわかったようなわからないようなキョトンとした表情をしていた。

ぼくはフロントに行って、男性職員に英語で空港に行くための地下鉄の駅の場所を確認している。すると、男性はよくわからないみたいで、隣の女性職員に説明するように頼んだ。女性は具体的にホテルからその駅までの道順を教えてくれて、ぼくの「何分くらいかかる」「地下鉄は空港の中まで行くのか」「タクシーで行ったらいくらかかるのか」といった質問にも答えてくれる。でも、ありがとうと言ってフロントを離れる時、ロビーの時計を見たら、もう便の出発まで1時間半しかなかった。

ぼくは空港までどれだけ時間がかかるのか、聞いたはずなのに記憶しておらず、ホテルの階段を登るころには「ひょっとするとまた間に合わないのかな」「たぶんまた間に合わないんだよ」ってあきらめていた。「また」っていうのは、今日の夢の中で、昨日の夢を記憶していたということになる。思えば不思議だけど、夢の中の自分が、別の夢の中の自分とつながっているというのはよくあることだ。とくに、繰り返し同じようなテーマの夢を見ている期間はこうしたことがよく起こる。

次のシーンは薄暗くなった街路で、ぼくは石畳の歩道を地下鉄の駅に向かって歩いていた。目線は俯瞰になって、キャリーバッグを引く一人ぼっちの自分が画面の下の方に小さく見えた。雨上がりのようにてかてか光る路面が青く透き通った夕暮れか朝焼けの空を映してきれいだった。街には人通りも、車の往来もまったくなかった。ぼくは焦るような気持ちもなく、無感覚で、まるで離人症を患っているかのように、現実感がないまま歩いている。


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