メルフのものづくり-ダンボール作用点

カッティングプロッターを駆使して作るパッケージやダンボール製品の新商品開発プロセス、日々の記録です。

手ごわそう。

2008-07-09 18:57:19 | Weblog
自動車の部品の梱包を考えることになりました。結構大掛かりな部品で、今までは台に載せてエアキャップ(プチプチ)で梱包して、最後に段ボールケースに入れていました。それをダンボールオンリーで梱包しようというわけです。

部品が細長い上に出っ張りも多く、その出っ張りも強度がなさそうでそれを支えにするわけにはいきません。なかなか手ごわそうです。

ヒントをつかむべくその部品を平らなところに置いたときに、どういう風になるかを観察しました。するとある置き方で安定しました。これは大きなヒントです。この置き方の方向で考えていけばよさそうです。と言っても、いろいろある出っ張りをどうして保護していくか課題もたくさんあります。

それから今までエアキャップで巻いて梱包していたということは、それだけ衝撃に弱いということの裏返しです。作業性を考えつつ、エアキャップに負けないぐらいの緩衝作用をつけなければなりません。

幸いにも時間もいただいていますので、じっくり考えることにします。場面場面で発想の転換が必要になってくると思います。それを楽しみます。請うご期待。

昨日も2枚のPOPの梱包を、斜めに入れることを提案しました。通常は箱の底に平行に梱包しますが、それだと2枚のPOPについている出っ張りが痛んでしまうのです。そのためその出っ張りが当たらないように斜めでの梱包を考えました。

------------------------------------------
 「パッケージや緩衝材の形状提案をして欲しい」
 「ぴったりサイズのパッケージや緩衝材が欲しい」
 「パッケージや緩衝材などの図面データが欲しい」
   などお聞かせ下さい。迅速丁寧に対応いたします。

 「こんなものを作ってみたい」
 「こんな形にしてみたい」
   という望みにもチャレンジします。
   パッケージ・緩衝材・POPだけでなく、
   雑貨や文具・収納用品・アイデア商品他なんでも
   お声をおかけ下さい。
--------------------------------------------
 株式会社メルフ 須川栄司
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 知人もBMBに参加。 | トップ | 片付けに邁進。 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ダンボールだけで緩衝材の代わりもしないといけないんですね。 (kino)
2008-07-12 00:07:28
木下です。

難しいけど面白そうですね。
これまでエアキャップを使っていたのをダンボールのみにするということはリサイクルを考えてのエコ活動の一環でもあるのでしょう。
そうすると、ダンボールだけでエアキャップと
同等のクッション性を与えないといけないわけですね。

昔、細長く切ったダンボール二枚を使って
一番端を直角に合わせて交互に折り曲げ
バネのようにして遊んでいましたが・・・
そんなダンボール製のバネを周囲に配置すれば
いいんだろうか?
返信する
原油価格高騰の影響もありです。 (メルフ 須川)
2008-07-12 11:36:41
エアキャップや発泡スチロールをなくしたいという依頼は以前からありましたが、原油価格の高騰でさらに増えると思います。その分難題が増えそうです。

ダンボールのバネのアイデア面白いと思います。まず本体をしっかり梱包することが必要になってきます。その上で、緩衝作用をどうやって組み込むかが悩むところです。

あとよくある要望が、1枚もので簡単に組み立てられるというものです。「そんなん無理や」と思いながらも、がんばって提案しています。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事