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ガザ地区からビジネスを 若き女性起業家の夢

2017-06-02 06:00:00 | 報道/ニュース

5月13日 おはよう日本


東京都内で開かれたシンポジウム。
世界各地の発展途上国で起業する女性たちが招かれた。
マジド・アルマシュハラウィさん(23)。
生まれ育ったガザ地区を始めて出て日本を訪れた。
マジドさんがビジネスにしようとしているのは独自に開発したコンクリートブロックである。
(マジド・アルマシュハラウィさん)
「軽くて換気用にやさしくコストが安いのが特徴です。
 原料には灰を使っています。」
焼却場などに捨てられている灰を使うことで
製造コストは一般的なブロックの半分で済み
必要な強度も確保できるという。
3年前大規模な戦闘が起きたガザ地区。
1万8,000世帯の住宅が破壊された。
イスラエルによって人や物の行き来が厳しく制限されているため
いまも再建が遅れている。
こうした状況を少しでも変えたい。
女性は家庭に入るべきだという考えが根強いガザで
マジドさんが目指したのは
父親と同じ土木エンジニアになり自らビジネスを起こすことだった。
大学では土木工学を専攻。
友人たちと灰を使ったブロックを1年半かけて開発した。
ただ周囲の理解はなかなか得られなかったという。
(マジド・アルマシュハラウィさん)
「最初は困難が多く
 地元の人の目が冷たかった。
 女性がやる仕事じゃないと言われた。」
そんなマジドさんに転機は突然訪れた。
日本の支援グループがガザで開催したビジネスコンテストで優勝し
日本への招待が決まったのである。
(支援グループ代表 上川路文哉さん)
「すごい知識も持っていてそれに見合うスキルもあるのに
 生かす機会がない。
 どうにか機械を作ってあげたい。」
マジドさんのビジネスの課題は機械の導入などにかかる資金の調達や管理だった。
この日は金融セミナーに参加。
エンジニアのマジドさんにとって初めて知ることばかりだった。
「機械の資産価値は減っていくので『減価償却』の計算が必要になります。」
(マジド・アルマシュハラウィさん)
「理屈はわかりましたが
 自分で計算するのはまだ難しそうです。」
大規模な生産設備を持つコンクリート工場も見学した。
この工場ではほとんどの工程がコンピューター制御で自動で行われている。
マジドさんを驚かせたのは原料を混ぜるスピードである。
自分たちの生産設備では20分かかっている工程が
ここでは90秒で済む。
「練り混ぜる羽が多くなっている。
 従来型に比べて。
 混ぜる作業と寝る作業が非常に向上している。」
(マジド・アルマシュハラウィさん)
「こんな機械をガザにも導入したい。
 90秒で混ざるのはすごい。」
原料の異なる製品サンプルをテストする様子も見ることができた。
常に品質向上を図ることの大切さを学んだ。
(マジド・アルマシュハラウィさん)
「以前は失敗を恐れていたが
 日本でさまざまな知識を身につけ
 ビジネスを起こす自信がついた。
 私はまだ小さな“種”だが将来は大きな“木”となってまた日本に戻ってきたい。」
「初めて日本を訪れビジネスを広げていくヒントを得られた」というマジドさん。
さらなる夢の実現に向けて少しずつブロックを積み上げようとしている。
マジドさんはすでに1日に800個のブロックを生産できるようになり
今年9月の会社設立を目指して準備を進めているということである。





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