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ヒット相次ぐ“バブル本”

2017-07-28 06:00:00 | 経済フロントライン

7月1日 経済フロントライン


東京大手町にある書店。
一番目立つところにバブルに関連した本が集めたコーナーが設けられている。
すでに売り上げが8万部
「バブルと生きた男」。
証券会社でばく大な利益をあげていた営業マンが自らの経験を記したものである。
銀行の元幹部が経済事件の内幕をつづった本
「住友銀行秘史」
13万部売れている。
(紀伊国屋書店 大手町ビル店 石井美幸さん)
「去年の秋口から
 バブル関連の商品が相次いで出版になり
 発売と同時に売れたという感じ。」 
読者の半数以上は当時を知らない若い世代。
その場しのぎが過ちにつながったとわかった
日本企業のダメさを感じる
これは30年前の話じゃない 今の話だ!
当時の教訓を今の我々はどれだけ生かしているのか
ネット上には“教訓になった”という声が数多く寄せられている。
そうしたバブルを知らない世代に呼んでほしいと書かれた本がある。
「バブル」。
バブルがなぜ膨らみ
いかにはじけたのか
検証した本である。
著者の永野健二さん。
当時新聞記者としてマネーゲームの最前線を取材した。
本の中で貫かれているのは
今の日本の経済状況に対する強い危機感である。
何かあの頃と
80年代と似たものを感じている。
バブルの時代を知ることなしに
現在の日本を理解することはできない。
「大胆な金融緩和が続く今こそ
 バブルの歴史に目を向けるべきだ」と永野さんは言う。
(ジャーナリスト 永野健二さん)
「バブルというのは必ずしも同じ顔をしてやって来ない。
 資本主義が緩んで
 お金が余って
 不動産や株に向かっている状況を
 まともだと見るか
 バブルと見るか
 いまは問われている。」
この本を一気に読んだという人がいる。
投資アドバイザーの竹内明日香さんである。
銀行で働いた経験はあるが
すでにバブルは崩壊していて
当時何が起きていたのかは詳しくは知らなかった。
本を読んで
多くの人が何の疑問も持たず突き進んでいたことに怖さを感じたという。
(投資アドバイザー 竹内明日香さん)
「バブルも人々が気づかない間に熱狂の渦の中にいた。
 なにも知らない間にリスクがずっと内在されていて
 あるとき皆が気づいたときにはもう手遅れだった。
 非常に勉強になった。」





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