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ビートルズ名盤ジャケット・デザイナーが語る 時代の変化を作品に

2017-07-18 06:00:00 | 報道/ニュース

6月19日 国際報道2017


サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド。
レコードジャケットの中でビートルズのメンバーを取り囲むのは時代を象徴する人物たちである。
ボブ・デュランに
マリリン・モンロー。
印象的なデザインはその後のレコードジャケットの概念を一新したと言われている。
このデザインを担当したのがジャン・ハワーズさん。
70歳を超えたいまもポップアーティストとして精力的に活動している。
制作当時ハワーズさんは20代半ば。
同世代のポール・マッカートニーから依頼を受け
当時の夫と2人でジェケットをデザインした。
(ジャン・ハワースさん)
「当時は経済が成長して高揚感にあふれた時代でした。
 ビートルズはその象徴で
 私たちもそうした時代を表現したかったのです。」
“大勢のヒーローに囲まれたバンド”というアイデアをもとに
ビートルズのメンバーやレコード会社のスタッフなどと
誰を登場させるべきか話し合いを重ねた。
ジョン・レノンは当初キリストとヒトラーをあげたが多くの人が反対。
(ジャン・ハワースさん)
「キリストとヒトラーはちょっと行き過ぎでした。
 ジョン・レノンも若くて浅はかだったの。」
そして出来上がったジャケットは
時代の雰囲気を象徴すると高く評価され
グラミー賞のレコードジャケット部門を受賞した。
ところがそのトロフィーは
「犬が壊してしまいました。」
一躍広く知られるようになったハワーズさん。
しかし人種や性別に対する社会の意識が大きく変化するなかで
ジャケットに違和感を感じるようになった。
人物が欧米や男性に偏り
多様性がないと考えるようになったのである。
(ジャン・ハワースさん)
「多くの人種がいるかな
 多くの国の人が入っているかなと考えたわ。
 特に女性が何人いるか数えたら
 その結果に唖然としました。」
ハワースさんはこの感覚をもとに
ジャケットをモチーフにしたさらに多様性のある作品を作ろうと模索してきた。
2004年に製作した壁画。
「指を差しているのが黒澤明監督よ。」
世界各地さまざまな人種の人たちを選んだ。
ミャンマーのアウン・サン・スー・チー氏。
チベット仏教の最高指導者ダライラマ14世。
多様な地域や文化を代表する人物が登場する。
作品に多様性を追求するハワースさん。
いま排他的な時代の空気の広がりを危惧しているという。
今年1月には
大統領選挙のあいだ女性蔑視の発言を繰り返したトランプ大統領に抗議するデモに参加。
最新作では
アメリカ社会に今も残る女性への偏見をなくしたいと
世界中の女性の豊かさやパワーをテーマにした。
ダイアナ妃や
日本の前衛芸術家 草間彌生さん。
歴史をつくってきた女性たちが登場する。
(ジャン・ハワースさん)
「60年代から長い旅をしてきて
 私たちは多様な人種や国を尊重するようになりました。
 いまの後ろ向きな動きを芸術などの力で止めたいのです。
ビートルズと共に1つの時代を象徴する作品を作ったハワーズさん。
芸術の力を信じ
時代と向き合い続けている。




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