日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

攻勢強める地方食品スーパー

2016-10-21 07:15:00 | 経済フロントライン

10月1日 経済フロントライン


大阪岸和田にある大型ショッピングセンター。
その中に入っていた総合スーパーが去年12月に撤退した。
そのあとに10月に出店するのが
岡山県倉敷市に本社をおく食品スーパーの大黒天物産である。
最大の特徴は価格の安さである。
うどん1玉15円。
手作り弁当は198円。
利益が出るぎりぎりの価格で勝負している。
(客)
「ちょっとでも安い方がいい。
 生活に響いてくる。」
16年前にスーパーを始めて以来
年々店舗を増やし
西日本を中心に121店舗にまで拡大した。
低価格を実現するためにこの会社では総合スーパーが行わない戦略をとっている。
どの店にも倉庫はない。
商品の多くは段ボールのまま売り場に置かれる。
総合スーパーなどでは牛乳は10種類以上などに対し
4種類程度。
少ない種類を大量に発注することで仕入れコストを下げているのである。
さらに新たに工場を作らずに食品を生産する仕組みを取り入れている。
経営難の地元メーカーを買収し
その工場を使ってパンを製造している。
工場を新設するのに必要なコストを大幅に削減できる。
(大黒天物産社長 大賀昭司さん)
「わが社は専門的なノウハウ、知識、技術がない。
 他社の技術を借りて生産性を上げて
 安く客に提供できる。」
出店する場所は総合スーパーが狙わない場所を主にターゲットにしている。
交通の便が多少悪くてもそれを補う土地代の安さが
車での利用客を十分見込めるからである。
目標は今後3年間で50店舗増やすことである。
(大黒天物産社長 大賀昭司さん)
「目指すべき戦略や志は固まっている。
 日本全国にわが社の店を展開したい。」


 


コメント    この記事についてブログを書く
« 総合スーパー不振 どう巻き返... | トップ | ジャパンディスプレイ 正念... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

経済フロントライン」カテゴリの最新記事