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“着物を身近に” 京都若手の挑戦

2017-05-16 17:30:00 | 報道/ニュース

4月21日 おはよう日本


京都。
日曜日の昼下がり
ちょっと変わった着物姿の人たちが集まってきた。
着物にブーツ
そしてサングラス。
気軽に着物で集まるという呼びかけから始まったイベントである。
「箪笥の肥やしになっていたので引っ張り出して着た。」
「日本人だという実感が沸く。」
7年前から続き
多い時には全国から200人を超える人たちが押し寄せている。

この日はイベントを企画する若手グループが集まっていた。
主催者の1人
着物の裏地づくりを手掛ける浅見崇史さん。
コメントを添えてフェイスブックで発信。
イベントは京都だけで60回。
全国22か所に広がっている。
(浅見崇史さん)
「着物を着た人が写真を撮る姿を見ていたら
 うれしそうだったし
 本当によかったと思う。」
浅見さんがもう一度着物を日常に取り戻したいと思ったのは
8年前に父親から事業を受け継いだときだった。
驚いたのはあいさつ回りをしたとき
着物業界でも多くの人が背広姿だったのである。
(浅見崇史さん)
「着物を作っている人も着物を着ていないというのが第一印象。」
売り上げが減少するなかで
高級化に活路を見出していった着物業界。
その中で着物を着る機会が失われていったことを痛感した。
(浅見崇史さん)
「着物がいくらで売られているかといったときに
 到底買えるものではないとしみじみ思ったし
 自分が買える中で欲しいものを考えたとき
 身近になることをしないといけないと思った。」
もう一度身近なものにするにはどうすればよいのか。
浅見さんは日常の中からその方法を探してみることにした。
長く歩くときにはスニーカー。
洗濯機で洗うために素材も絹以外のものに見直した。
(浅見崇史さん)
「普通の子どもの服とかが入っている中に入れてガラガラ回している。」
木綿であれば子どもも気軽に遊べる。
そして毎日着物で出かけるなかで
浅見さんは周りの人たちにも着物を着たいという思いがあることに気づいて行った。
(浅見崇史さん)
「自分が着ているというのがすごく大きいと思う。
 着なかったらみんな“着物なんて”だけど
 身内で着ている人がいるとみんな関心を示してくれる。」
着物を着たいというニーズが手応えから確信に変わったのが古着店を訪れたときだった。
古着店では
実家の整理などでタンスに眠っていた着物が出回り
なかには2,000円のものもあった。
その着物に女性たちが新鮮さを感じ
おしゃれ心をかきたてられていたのである。
(客)
「大胆な柄や面白い柄があるのですごく楽しい。
 おしゃれの幅が広がっていると思う。」
着物を着て過ごす日常に楽しさを見出す人たち。
生活のあらゆる場面で着こなしていた。
(浅見崇史さん)
「着る機会を作れば
 人は着物をまた着たいと思ってくれる。
 着物は絶対に楽しくなっていける。」
着物をもっと身近なものにしたいという思いは周りの着物店にも広がっていった。
老舗販売店がいま力を入れているのがデニムの着物。
これまで10万円を超える商品を多く扱ってきたが
デニムの着物は3万円台からにした。
浅見さんたちのイベントに参加したとき
「自分も着てみたい」と言われたことが商品化を後押ししたと言う。
(着物専門店社長 野中順子さん)
「びしっと決めるところは決める。
 そういう着物もあっていいし
 本当に遊んで着るデニムのような着物があってもいい。
 共生が出来たときに
 本当に着物文化は未来に続く衣装として残ると思う。」
3月26日
7年目を迎えて初めてになる着物のイベントが開かれた。
そこには浅見さんたちが当初思い描いていた普段着を超える着こなしの人たちが多く集まっていた。
なんと洋服とコラボ。
襟シャツとアフリカ柄を組み合わせている。
ハイヒールにシルバーのアクセサリーの女性。
「着物にアクセサリーをつけてはいけないけど
 これは洋服と変わらない。」
着物をもっと身近なものにしたい。
その思いは
人々の豊かな発想のもとで可能性を広げている。
(浅見崇史さん)
「着物を着る人
 特に若い方が着物を着るようになったと実感。
 着物は親子三代
 ずっと渡されていくもの
 それがまた起きたらいいと思う。」





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