わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

素朴な疑問 217 轆轤を逆転して使う事はあるのか2?。

2016-01-19 17:34:15 | 素朴な疑問
3) 練り込み模様の際、轆轤を逆転する方法。

 轆轤作業では、素地は回転方向と反対方向に、螺旋状に捩れながら、上に伸びていきます。例えば

 右回転であれば、左回りの螺旋となります。但し、一色の土で有れば、螺旋状に伸びて行くのが、

 目に見えませんので、普段は認識する事は少ないです。異なった二種類以上の土を、混ぜ合わせ

 ない状態(練り込み)で使うと、螺旋状に伸びているのが確認できます。

  〕羸状の模様を持つ練り込みの作品は、皿や壷などで良く見掛けます。

  多くの場合、一方方向に回転して伸びたり、広がったりしています。これは、轆轤を一定方向に

  回転している為です。もし、制作途中で、轆轤の回転方向を変えると、そこから捩れる方向は

  変わる事になります。

  顱法 屮献ザク」模様の練り込み。陽炎(かげろう)の様に、左右にゆらゆら揺れた模様を

   作る事ができます。縦縞に色土を並べた土を使い、左右交互に回転方向を変えて作ります。

   但し、色土を縦縞に並べる際には、お互いが剥がれない様に処理をして置く必要があります。

  髻法_鹽省向を変えても、螺旋が方向が鋭角的に変化する訳では有りません。大きな円弧で

   左右に揺れる事になります。短い周期で左右の回転方向を変化させれば、模様は細かい周期で

   左右に揺れ動く事になります。

  鵝法』爐譴侶梗亞囘戮蓮轆轤の回転スピードと、土を引き上げるスピードによって決ります。

   即ち、指を上に上げる速さに関係します。両方とも速ければ、立ち上がった模様になります。

  堯法 ̄坡囘に変化させるには、一段毎に縞模様の色土を積み重ね、轆轤を逆転させて、轆轤

   挽きする事になります。即ち、手に練りと轆轤作業を併用する事になります。

  ) 但し、轆轤挽き途中では、表面に混ざった土の泥が付着していますので、模様の出来具合を

   見る事は出来ません。泥を取り除くか、やや乾燥後にカンナ等で、表面を一皮削り取ります。

4) 切りっ放しの糸尻がある作品に、抹茶々碗が多く見られます。

 糸(シッピキ)で切る抹茶々碗の渦巻き状態の糸尻も、見所(鑑賞)の一つになります。

  〇綽の渦の回転方向を見る事で、轆轤作業の回転方向が判ります。

  轆轤挽きと底切作業は同じ方向に、轆轤を回転させて使用するのが一般的です。

  轆轤の回転方向の違いによって、右回転で中央に向かう渦になり、左回転の渦になります。

 ◆≦採錣扮牡き紋様に切るのには、熟練を要します。

  顱法″橄發硫鹽沼度、糸(シッピキ)を巻きつけるタイミング、糸の一端から手を離すタイ

   ミング、糸を水平に引き抜くタイミングが関係します。当然糸の長さも関係します。

  髻|躇嫖世蓮∪擇蠎茲覦銘屬鬚靴辰り固定します。出来れば竹箆(へら)等で、楔(くさび)

   形に傷を付けておきます。

  鵝忙紊魄き抜くには、素早いスピードが必要です。ゆっくり引き抜くと、糸の上に土が残り、

   糸と共に作品が轆轤上から転げ落ちます。落ちた作品は「ドベ受け」との間に落ち作品が

  「ぐちゃぐちゃ」に成ってしまいます。

前回もお話しましたが、轆轤の回転方向は、一方のみで十分通用しますので、あえて両方を覚える

必要はありません。いつもと違うやり方では、作業し難い事は確かです。

以上で、「轆轤を逆転して使う事はあるのか」の話を終わります。
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