わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

質問 14 掛け花入の位置

2015-02-19 14:21:46 | 質問、問い合わせ、相談事
田中様より以下の質問をお受けしましたので、私なりの考えを述べたいと思います。


掛け花入の位置

正面に柱がある床の間にですが、正面柱にお軸ではなく、掛け花を掛けたいと思っています。

その場合の位置ですが、正面に座った状況で感覚的に位置を見たところ、最初はとこ床から124センチ

でしたが、少し離れたり全体のバランスをみると137センチの高さになりました。

正式な数値は無いと思いますが、高さの目安の数式が載っておりましたので、是非考え方をお尋ね

出来ればと思い、厚かましくメールさせていただきました。

ご返答いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。


明窓窯より

 ご指摘の様に正式な数値は存在しません。但し、掛け花入れは、あくまで花を入れる器であり、

 主役は花(草木類)という事が出来ます。即ち、花を引き立てるのが花入れですので、花を引き

 立て、美しく見せる高さにすべきです。その高さがどの位かは、「ケースバイケース」です。

 尚、ご質問の高さが、掛け花入れの高さなのか、花(草木類)の高さ(中心?)なのか不明です

 ので、一応両方に付いて述べます。

 1) 例えば、茎の長い花類であれば、花入れは低い位置に成りますし、柳等の垂れ下がる草木類

   であれば花入れは、高い位置に掛ける必要があります。即ち、座って見た場合、やや上向きの

   目線で、花類が無理なく見える高さが適当な高さと言えます。

 2) 掛け花入れにも色々な材質(陶磁器、竹籠、銅製など)や、形がありますので、一概にこの

   高さと指定する事は出来ません。背の高い器や丸っこい器など形の差によって、高さを調整

   する必要もあります。

   ご存知かも知れませんが、掛け花入れの高さを調整する物に、垂発(スイハツ)と呼ばれる

   細長い板状の物があります。板の中央に細長い溝が付けられ、釘の位置が自由に調整できる

   様になっています。 

結論から言えば、生けた花類が綺麗に見える高さであり、おっしゃる様に、全体のバランスの良い

位置にすれば良いのではないかと思います。

 余り杓子定規に囚われない事も大切で、ご自分の感覚を信じ自由に行う事です。

 以上参考までに・・・。
 
ジャンル:
ウェブログ
コメント (1)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 素朴な疑問 81 窯を開けるまで... | トップ | 素朴な疑問 82 窯を開けるまで... »

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (田中)
2015-03-17 21:48:47
ありがとうございます。 2015-02-19 20:07:51

大変わかりやすいご説明ありがとうございました。
そうですね。主役の花を実際に入れてみてどうか
また、使う花器の傾向を意識して再度見てみたいと思います。

大変勉強になりました。ありがとうございます。


(明窓窯より)

上記コメントを、茶道具(掛花入2)のコメント欄より移動しました。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL