わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

素朴な疑問 207 作品の重量(重さ)感とは2?

2015-12-28 17:28:50 | 素朴な疑問
1) 手に持つ作品は軽くし、手に持たない作品は少々重量があっても良い。

  ー蠅忙つ作品も、一時的に持つ場合と、ある程度の長時間持つ場合があります。

 ◆〇や丼(どんぶり)類は手に持つ場合があります。(以上が前回までの話です)

  酒気類は、重たい物を好む人と、軽い物を好む人に分かれます。

  陶磁器で作る酒器類には、ビールジョッキ(コップ)や徳利、ぐい飲み(猪口)などがあります。

  ビールの器と言えば、ガラス製が定番ですが、熱が伝わり難い利点を生かして、近頃は陶磁器製も

  多くなってきています。

 顱法.咫璽襯献腑奪(コップ)は、ジョッキと呼ばれるガラスの大量に入る器とは別に、陶器の

  小型の容器が多く成ってきました。陶器製には、取っ手(把手)を付ける場合は少ない傾向に

  あります。

  a) 陶器製ではガラス製より軽く作れます。

   分厚いガラス製のジョッキは重たく、胴体も太い為、取っ手が付いた物が多いです。

   陶器の器は肉厚に作っても、ガラス製より軽くなります。

  b) ガラス製では中の液体(ビール)やビールの泡が、透けて見え、ビールの色や冷たさを見る

   事も出来、ジョッキを持つ事で直に冷たさを感じられます。更に、泡の量も見えますので、

   飲む人に美味しさを演出してくれます。一方、陶器の器は中の液体は口から覗き込むしか見る

   事は出来ません。又、ビールの色や冷え具合、泡の量も不明です。それ故、ガラス質よりも

   欠点が多くなります。しかし、冷えたビールが中々温まらないと言う利点があります。

  c) 取っ手の付いた器は、重く感じます。

   特に片手で持つジョッキは、ビールを注いだ際の重心が、持ち手より遠くなりますので、

   重さを感じる事に成ります。それに対して、コップ状の陶器製の器では、直接器全体を鷲掴み

   にしますので、重心の位置が、手に近くなり、軽く感じる事に成ります。

 髻法‘鼠は軽い物が好まれ、「ぐい呑み」は重たい物が好まれる傾向にあります。

  a) 徳利は首が細い為、日本酒の残量が判り難い事があります。

   一般には、徳利の重さで量を判断します。但し、軽めの徳利ならば、判断可能ですが、そもそも

   空の状態の重みが判らなければ、重さでは判断できず、どの位入っているかを確かめる為

   徳利を振り、音で判断する場合もあります。余り見好い光景ではありません。又空になった

   徳利を横倒しにして置く事もあります。人にお酌をする際、空の徳利や残り少ない徳利で行う

   事は失礼に当たりますので、常に量の確認は必要に成ります。特に酒宴が盛り上がった状態では

   酒の量の確認は難しくなります。軽めの徳利が重く感じる時には、かなりの量が有ると感じ

   られますが、重い徳利の場合、何時までも酒が入っていると勘違いする恐れがあります。

   それ故、余り重たい徳利は実用面からも敬遠され易いです。

  b) 肉厚の「ぐい呑み」は、器に豪華が現れます。

   特に口縁の厚い「ぐい呑み」は、手にズッシリとした感覚を与え、安心感も与える事になります

   更に、燗(かん)酒や冷酒はそのままの温度を長く保ってくれますので、好都合です。

   「ぐい呑み」は親指と人差し指で持ったり、さらに中指を添える事もあります。基本的には

   小型の器ですので、少々重たく作ってもさほど問題には成りません。

 ぁー蠅忙たない陶磁器と言えば、花瓶(花入れ)、壷、飾り皿などがあります。

   単体で鑑賞する物と、花などの器として使用されます。この場合は、重い軽いと言うよりも、

   置いた場合での安定性が問題に成ります。不安定な物はそれ自身では「おもしろ味」があるの

   ですが、実用面では失格です。特に花瓶などは、草花を生ける事で全体の重心が移動します。

   草花の施や茎の長さ、草花の量などで、重心が上に行く程不安定になります、その為、底近

   くを肉厚にして重したり、底に石などの錘を入れる場合もあります。それ故、逆に軽すぎる

   器は不便とも言えます。

2) 同じ大きさの器でも重たいと感じる物と、軽いと感じるのはなぜか?

以下次回に続きます。
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