わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

本焼きの温度

2009-06-25 22:42:49 | 窯詰め、素焼、本焼の話し
本焼きの焼成する温度と、昇温スピ−ドに付いて。

 本焼きの際、注意しなければ成らない事は、土の性質(性格)を、十分把握して置く事です。

 一般に、市販されている土は、最適な焼成温度(範囲)が、表示されているます。

 それに従えば、間違いありませんが、ご自分で採取した土等を、使う場合は、以下の事柄を、

 考慮して下さい。

 1) 土の種類(土の成分)等によって、焼成温度は、異なります。

   ‥擇梁儔佚戮砲茲詈儔

    どんな土でも、高温に成ると、軟らかく成り、熔けて来ます。

    それ故、焼成温度が、その土の耐火温度以上に成ると、作品が歪んだり、お煎餅の様に、

    土本体が、膨らんだりします。 最高温度以下で、焼成する必要が有ります。

   顱法^貳未防埆稱(鉄など)を含んだ土(赤土など)は、耐火度は、低く成ります。

   髻法‐討上がりが、白っぽい土は、大抵、耐火度は、高いです。

  ◆‐討締まる温度に差がある物

    土の性格によって、低温で焼き締まる物と、高温でなければ、焼き締まらない物とが有ります。

   顱法“理の細かい土は、やや低い温度でも、焼き締まりますが、粒子が粗い土は、

     高い温度でなければ、焼き締まりません。 (強度、透水性に問題となる。)

   耐火温度に差のある土や、焼き締まり温度に、差が有る土は、同時に焼成できません。

   ・ 例: 現在当窯で、困っている事ですが、土鍋を作りたいと言う、生徒さんに対して、

     要望に応えられない事です。

    即ち、市販されている、土鍋用の土の、最高焼成温度は、1200℃と成っています。

    一方、普段使用している土(信楽土、信楽赤土、志野土、半磁器土、南蛮土など)は、

    1230℃(SK-7)〜1250℃(SK-8)ですので、同じ窯で焼けません。

    土鍋を焼くには、一窯全部を、土鍋用に焼く必要が有ります。

    過去に1度だけ、全員で、土鍋に挑戦した事が有りましたが、窯の大きさの関係で、

    20個以上の土鍋を、焼かなければなりませんでした。

    それ故、個々の要望にには、応じられないのが、現状です。

    (どなたか、良い方法を、ご存知の方が、おられましたら、御教授下さい)

   尚、 焼成温度が、極端に変化すれば、それに合わせて、釉薬も変えます。

 2) 昇温、下降温度に注意すべき土

    ‥擇寮質から、急な温度上昇に、耐えられない土が有ります。

     急に温度を上げると、土中の気泡(ガス)が表面より、抜け切らずに、土表面に、凹凸を

     作る土も有ります。

     それ故、じっくり、時間を掛けて、温度を上げなければなりません。

   ◆々い釉は、「引き出し黒」と言い、急冷が良いと言われています。

     熱い窯から、直接引き出し、そのまま、外に放置したり、水の中に入れて、急冷します。
     
     この温度変化によって、土によっては、作品に「ひび」が入ったり、壊れたりします。

     (市販の土には、急熱、急冷可能など、表示されている土も、有ります。)

・ 尚、上記の様な、規格外の土は、使い方によって、特殊な、面白い土と成る物が、多いです。

・ その様な土が手に入ったら、特徴を、上手に引き出し、他に無い作品を作ってください。

・ いずれにしても、土の性質を、把握するため、初めての土は、試し焼きする、必要が、有ります。

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