わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

陶芸の楽しさ 3(電動ろくろ1)

2010-02-08 21:35:10 | 陶芸のすすめ
前回に引き続き、「陶芸の楽しさ」の話を、致します。

3) 手捻り(てひねり)と、電動轆轤(ろくろ)

 ④ 電動轆轤(ろくろ)

  粘土を轆轤上で、回転させ、水を多く使って、造る方法です。

  基本的には、丸い形や、円形の作品と成りますが、応用によって、幅広い形を造る事も、可能です。

 ) 電動轆轤の作業が、面白いかどうかは、個人差が有ります。

   「面白い!、面白い!」と言う人もいれば、形が単調で、「面白くない!」人もいますし、

  ・ 「面白い」と感じる人は、男性が多いです。例え失敗して、作品が形に成らなくても、「又次がある」と

    何度でも、挑戦します。上手く出来た時は、満足そうな、顔に成ります。

  ・ 操作や、憶える事が多すぎる為、技術が中々上達しない等で、轆轤は、苦手な方もいます。

    作品の形が、決まってし易いので、(轆轤は応用一つで、バラエティーな作品が、作れるのですが)

    又、人に教わるのが「嫌だ」、と言う人さえいます。(主に男性に多い)。

 ) 電動轆轤には、向き、不向きが有ります。

    基本的には、どなたでも、轆轤の技術の習得は、可能ですが、実際には、個人差があり、

    その人の性格も、反映し、作品が上手く出来ない、場合もあります。

  a) 不向きな方は、粘土が回転している事による、恐怖心が出てくる人です。

   ・ 電動轆轤では、一瞬で形が、崩れる(壊れる)事は、珍しく有りません。

     その崩れを、元に戻すのは、慣れない人は、不可能に思われます。

     その恐怖心から、極端に、回転速度を、遅くして仕舞いがちです。

     轆轤は回転して、作品を造りますから、 極端な低速度では、反って振ら付きを、誘発したり、

     土を薄く伸ばす事も、出来ません。

  b) 轆轤作業は、手順が大切です。その手順を憶えるのが、苦手な人も、不向きな人と、いえます。

     極端に言えば、若い人は、覚えるのが早いが、年配の方は、上達が遅いと、言う事です。

     (自動車の、運転免許取得と、同じだと、思って下さい。年配者は、時間が掛かります。)

  c) 轆轤作業は、集中力が必要です。他の事を考えながら、轆轤作業は、出来ないと思って下さい。

     それ故、体のコンデションも、大きく関係します。特に轆轤を、習い始めの頃は、上手く行く日と、

     上手く行かない日が、あるもので、心や体の調子の、表れでもあります。

     又、十分に、作業時間がないと、時間に囚われ、失敗する事も有ります。

  ) 電動轆轤は、独学では、技術習得は、出来ません。

 以下次回に続きます。
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