昔より、趣味で、銀製品の指輪やネックレス、ペンダント等の装身具を作る方は、多く存在して
いましたが、銀粘土の発明により、特殊な道具や、専門技術が無くても、初心者(素人)でも、
容易に作品が、作れる様になりました。
「シルバーアクセサリー」の作り方には、以下の3種類の方法があります。
1) 彫金による方法
銀の地金(棒状、板状、パイプ状、ワイヤー状など)を、様々な工具を使って、叩いたり、
切ったり、彫ったりして、加工をして作る方法です。
硬い地金を利用するので、作業の難易度が高く、初心者には難しい点も多い様です。
2) ロストワックスによる作り方
ワックスと呼ばれる蝋(ろう)を使って、切ったり削ったして、アクセサリーの原型を作り、
その原型から型をとり、その型に溶けた金属(銀など)を流し込んで、鋳造をして作る方法です。
彫金の地金に比べ極端に柔らかく、自分の思い通りの形に加工する事が出来て、金属では出しにくい
ボリューム感や、流れるような曲線のライン等、様々な表面処理も表現できます。
(但し、鋳造する為には、専門の業者等に、鋳造の発注をする必要があります。)
型とり鋳造する為、1つのアクセサリーを、量産する事が出来、販売に向いている方法です。
それ故、現在シルバーアクセサリーの作り方で、最も主流なのが、このロストワックスによる製法す。
3) 銀粘土による作り方
銀粘土で作る「シルバーアクセサリー」とは、純度99.9%の純銀になる、銀粘土を使用して、
紙粘土の様に、自分で粘土を捏ねて、造形する方法で、自分だけのアクセサリーを作ってみたい方に
適しています。
4) 銀粘土(ぎんねんど)とは
① 焼結性に優れた銀粘土は、1991年に、世界で初めて、日本の三菱マテリアルが開発に
成功しました。「PMCシルバー」(Precious Metal Clay の頭字語)という製品名で1992年から
一般販売を開始しました。(尚、PMCがアメリカで、販売され始めたのは、1996年からです。)
② 次いで、相田化学工業が「アートクレイシルバー」という製品名で、1995年から販売を始めます。
銀素材は、写真フィルムなどの、銀を含有する素材を回収し、焼却、溶解、精製を経て抽出した
純銀を使用しています。ナノサイズ(1/100万mm)まで微粒化した銀に、結合材(バインダー)と
水で練り、粘土状に仕上げた物です。
銀の含有量は個々の商品によって異なり、上記二社の製品の結合材は、有機性の物が使用されて
います。但し、粘土に触れる際の、人体への影響などに配慮されています。
(銀粘土に関する特許も、この2社がほとんど、独占しています。)
・ 銀の融点(961.93℃)よりも、かなり低い温度で、焼結する特長を持ち、粘土細工の要領で、
手軽に銀製アクセサリーを、作る事ができる様に成りました。
③ 従来、専門的な技術や、多数の工具が必要であった銀製品、とりわけアクセサリー類を
作るに当たって、 一般人も製作可能になり、近年益々普及発展を遂げています。
・ メーカー主導によるカルチャースクール等で、普及活動が展開されています。
又、銀粘土を使った、アクセサリーの作り方についての、ガイドブック等も、多数出版
されています。
5) 基本的な工程
以下次回に続きます。
いましたが、銀粘土の発明により、特殊な道具や、専門技術が無くても、初心者(素人)でも、
容易に作品が、作れる様になりました。
「シルバーアクセサリー」の作り方には、以下の3種類の方法があります。
1) 彫金による方法
銀の地金(棒状、板状、パイプ状、ワイヤー状など)を、様々な工具を使って、叩いたり、
切ったり、彫ったりして、加工をして作る方法です。
硬い地金を利用するので、作業の難易度が高く、初心者には難しい点も多い様です。
2) ロストワックスによる作り方
ワックスと呼ばれる蝋(ろう)を使って、切ったり削ったして、アクセサリーの原型を作り、
その原型から型をとり、その型に溶けた金属(銀など)を流し込んで、鋳造をして作る方法です。
彫金の地金に比べ極端に柔らかく、自分の思い通りの形に加工する事が出来て、金属では出しにくい
ボリューム感や、流れるような曲線のライン等、様々な表面処理も表現できます。
(但し、鋳造する為には、専門の業者等に、鋳造の発注をする必要があります。)
型とり鋳造する為、1つのアクセサリーを、量産する事が出来、販売に向いている方法です。
それ故、現在シルバーアクセサリーの作り方で、最も主流なのが、このロストワックスによる製法す。
3) 銀粘土による作り方
銀粘土で作る「シルバーアクセサリー」とは、純度99.9%の純銀になる、銀粘土を使用して、
紙粘土の様に、自分で粘土を捏ねて、造形する方法で、自分だけのアクセサリーを作ってみたい方に
適しています。
4) 銀粘土(ぎんねんど)とは
① 焼結性に優れた銀粘土は、1991年に、世界で初めて、日本の三菱マテリアルが開発に
成功しました。「PMCシルバー」(Precious Metal Clay の頭字語)という製品名で1992年から
一般販売を開始しました。(尚、PMCがアメリカで、販売され始めたのは、1996年からです。)
② 次いで、相田化学工業が「アートクレイシルバー」という製品名で、1995年から販売を始めます。
銀素材は、写真フィルムなどの、銀を含有する素材を回収し、焼却、溶解、精製を経て抽出した
純銀を使用しています。ナノサイズ(1/100万mm)まで微粒化した銀に、結合材(バインダー)と
水で練り、粘土状に仕上げた物です。
銀の含有量は個々の商品によって異なり、上記二社の製品の結合材は、有機性の物が使用されて
います。但し、粘土に触れる際の、人体への影響などに配慮されています。
(銀粘土に関する特許も、この2社がほとんど、独占しています。)
・ 銀の融点(961.93℃)よりも、かなり低い温度で、焼結する特長を持ち、粘土細工の要領で、
手軽に銀製アクセサリーを、作る事ができる様に成りました。
③ 従来、専門的な技術や、多数の工具が必要であった銀製品、とりわけアクセサリー類を
作るに当たって、 一般人も製作可能になり、近年益々普及発展を遂げています。
・ メーカー主導によるカルチャースクール等で、普及活動が展開されています。
又、銀粘土を使った、アクセサリーの作り方についての、ガイドブック等も、多数出版
されています。
5) 基本的な工程
以下次回に続きます。