素焼の窯詰めは、本焼きの窯詰めより、ラフで容易です。
1) 素焼する物と、素焼しない(出来ない)物を選別する。
窯詰めに適さない物。
イ) 十分乾燥していない作品。
この様な作品は素焼すると、温度上昇に伴い、多量の水蒸気が発生し、
表面よりの蒸発が間に合わず、内部に水蒸気が溜まり、爆発します。
その威力は大きく、作品を粉々にし、飛び散った破片が、隣の作品に当た
り、壊します。
ロ) 「割れ」「ひび」が入った作品
十分乾燥した作品で『割れ」「ひび」が入った物は、素焼でこれ以上広が
りませんが、本焼きでは確実に大きくなります。
それ故、この段階で壊し、土を水に漬け、元に戻し最利用します。
2) 窯詰め
イ) 作品は重ねて窯詰め出来ます。
釉薬が掛かっていませんから、作品を重ねて窯詰め出来ます。 但し、
・ 不安定な重ね方はしない事。 (作品が崩れる危険性が無い事。)
・ 重量の有る物を、上に載せない事。 (下の作品が割れます。)
・ 上の作品を下の作品の口縁で受けない事。(割れ、ひびが入り易い)
・ 燃料を使う窯では、「スス」が出ます。皿など絵付する物は、絵付け
面が「スス」で汚れると、絵を付けた時の感じが、解かりません。
ロ) 作品を縦に置き、「割れ」「ひび」を防ぐ。
大皿などの作品や、平たい大きな作品は、そのまま窯詰めするより、
立てて壷などに、寄り掛かる用に置くと、「割れ」「ひび」が防げます。
ハ) 作品を詰め込み過ぎない事。 (棚板間の隙間も空ける。)
素焼は、本焼きの2~3倍の量を、詰め込む事が可能です。
又、焼成温度も一般に、700℃~800℃と言われています。
それ故、窯の内部の温度差も、大きくて良い焼き方になります。
しかし、作品を詰め込み過ぎると、火(熱)の廻りが悪く、100℃の
範囲内に入らない恐れもあります。作品間は適度の隙間を作り、温度の
偏りを、少なくします。
尚 同じ土でも、素焼の温度に拠って、色に差が出ます、又、作品に
「スス」が残っていても、いずれも何ら問題ありません。
本焼きすれば「土の色の差」も「スス」も無くなります。
1) 素焼する物と、素焼しない(出来ない)物を選別する。
窯詰めに適さない物。
イ) 十分乾燥していない作品。
この様な作品は素焼すると、温度上昇に伴い、多量の水蒸気が発生し、
表面よりの蒸発が間に合わず、内部に水蒸気が溜まり、爆発します。
その威力は大きく、作品を粉々にし、飛び散った破片が、隣の作品に当た
り、壊します。
ロ) 「割れ」「ひび」が入った作品
十分乾燥した作品で『割れ」「ひび」が入った物は、素焼でこれ以上広が
りませんが、本焼きでは確実に大きくなります。
それ故、この段階で壊し、土を水に漬け、元に戻し最利用します。
2) 窯詰め
イ) 作品は重ねて窯詰め出来ます。
釉薬が掛かっていませんから、作品を重ねて窯詰め出来ます。 但し、
・ 不安定な重ね方はしない事。 (作品が崩れる危険性が無い事。)
・ 重量の有る物を、上に載せない事。 (下の作品が割れます。)
・ 上の作品を下の作品の口縁で受けない事。(割れ、ひびが入り易い)
・ 燃料を使う窯では、「スス」が出ます。皿など絵付する物は、絵付け
面が「スス」で汚れると、絵を付けた時の感じが、解かりません。
ロ) 作品を縦に置き、「割れ」「ひび」を防ぐ。
大皿などの作品や、平たい大きな作品は、そのまま窯詰めするより、
立てて壷などに、寄り掛かる用に置くと、「割れ」「ひび」が防げます。
ハ) 作品を詰め込み過ぎない事。 (棚板間の隙間も空ける。)
素焼は、本焼きの2~3倍の量を、詰め込む事が可能です。
又、焼成温度も一般に、700℃~800℃と言われています。
それ故、窯の内部の温度差も、大きくて良い焼き方になります。
しかし、作品を詰め込み過ぎると、火(熱)の廻りが悪く、100℃の
範囲内に入らない恐れもあります。作品間は適度の隙間を作り、温度の
偏りを、少なくします。
尚 同じ土でも、素焼の温度に拠って、色に差が出ます、又、作品に
「スス」が残っていても、いずれも何ら問題ありません。
本焼きすれば「土の色の差」も「スス」も無くなります。