明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

明治HD・(株)明治の人権に係わる事件、40年にならんとする超長期争議解決に向き合えと支援者と奮闘

2024年03月23日 14時24分16秒 | お知らせ

第87次座り込み行動 3月18日 12時~13時 

 南岸低気圧の発達による北西の風が強く吹き荒れ、ノボリ旗も高く掲げることもできないなか、争議団は支援に駆けつけていただいた皆さんに励まされ第87次座り込み行動を継続しました。

人権に係わる事件、「今年こそ」を合い言葉に、明治HD、株式会社明治が40年にならんとする超長期争議解決に向き合えと支援者と奮闘する決意です。

リーフレットにセットし配布したチラシ

明治乳業争議支援共闘会議・松本悟議長

 もの申す労働者に赤組というレッテルを貼り1年間で106万円、10年間で1千万円の賃金差別をしてきた不当労働行為事件・・・。中央労働委員会が人権侵害も差別も認めた上で、殊に、会社に対し話合いで解決しなさい。これが中労委の命令です・・・。

経営統合して1兆5千億円をめざしましたがいまや1兆円すれすれ・・・。

国連がビジネスと人権・・・。

以下、【動画をご視聴ください】

https://youtu.be/i-58GfshpmQ

 

争議団市川工場申立人・米元裕からの報告

 1962年4月に千葉県の高校を卒業して明治乳業市川工場に見習い社員として入りました。当時の日給は450円、一ヶ月11250円の賃金でした。夕食が100円程度で食べられる時代でしたが・・・。

 入社して驚いたことが二つあります・・・。

以下、【動画をご視聴ください】

https://youtu.be/5CtFXlmjTLM

 

シンガーソングライター・大熊啓さん

 「空に帰れることを信じて」♪♬♫♩・・・ 15年目になりますJALのたたかいに連帯して作りました「勝利の朝を信じて」・・・。

私が子どもの頃からたたかっているのですよね。私は44歳・・・。

 「未来をかけて」♪♬♫♩・・・

 明乳争議団・団歌「星霜」♪♬♫♩

以下、【動画をご視聴ください】

https://youtu.be/MDQM3rnQCWw

 

東京地評常任幹事・久保桂子さん(明治乳業争議支援共闘会議事務局長)

 24春闘現況報告・・・。

明治は争議を解決することは、今後の発展に大きく影響するものです。国連のなかでは人権を守れないことは許されないことになっています・・・。中小企業の賃金引き上げ、最低賃金1500円を・・・。女性の賃金の引き上げ・・・明治のなかの女性の賃金は、人権の問題や政府でも女性の役員比率を3割に増やすこと・・・。

 この春闘で、生活のできる賃金の引き上げ、物価高を上回る賃金引き上げを・・・。

以下、【動画をご視聴ください】

https://youtu.be/jQXJmLrLSgM

 

争議団からお礼と決意・小関守団長

 今年4月で40年を迎える争議・・・。病に侵されている全国申立人の埼玉争議団(戸田橋工場)団長・矢口さんの活動と受けた攻撃を報告・・・。

企業行動憲章に照らしてもこの争議を解決に・・・。

以下、【動画をご視聴ください】

https://youtu.be/ee3aT4JyHW0

 

【シュプレヒコール】

、明治グループの企業行動憲章は、人権の尊重を掲げ、すべての人が生まれながらにして自由であり。かつ、尊厳と権    利について平等であることを強く認識して企業活動を営んでいます。ならば、憲章を守り差別をやめろ!

一、都労委残留39件の審査を待つまでもなく、直ちに争議を解決せよ!

一、(株)明治は、格差と人権侵害を認めた中労委命令と「付言」で示された解決の道筋に応えよ!

一、赤組集団と分け隔てた、年間106万円からの差別を直ちに是正せよ!

一、明治牛乳とブルガリアヨーグルト回収事件、食の安全・安心を消費者に提

供する企業として、回収命令受けた原因を説明せよ!

明乳争議とすべての争議の早期全面解決に向け、団結して頑張ろう、頑張ろう、頑張ろう

 

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第86次座り込み=明治の「企業行動憲章」は、「生まれながらにして自由であり、尊厳と権利について平等である。」直ちに憲章の精神に立ち返れ!

2024年03月03日 15時31分55秒 | お知らせ

第86次座り込み行動

 1月の座り込みは、北風が吹き荒ぶ厳しい中での行動でしたが、今回は、暖かいどころか初夏の23度になる異常な暑い気候の下で実施できました。エドグランの植え込みに沈丁花も満開と良い香りを放っていました。

 明治の「企業行動憲章」は、「生まれながらにして自由であり、尊厳と権利について平等である。」としています。何故、申立人らを「赤い水虫」「赤ダニ」「生産疎外者」などと人権を侵害してきたのか。「企業行動憲章」と裏腹ではないか。労働者イジメを繰り返してきた明治乳業を許すことはできない。直ちに、中労委命令の事実認定と「付言」で示されている争議解決に立つことを繰り返し求めました。

当日再度、中央労働委員会命令の付言を添付したチラシを配布しました。

主催者挨拶

明治乳業争議支援共闘会議・松本議長

 私たちは40年に亘る明治乳業がおこなった、今は株式会社明治ですが明治HD自身がおこなった賃金差別、思想差別等の人権侵害に対し、訴えを起こし話合い解決を求めています。今日も沢山の支援の皆さんに駆けつけていただきました。

 皆さんこの争議の本質は、食の安全守れ、働く者の人権守れ、真っ当な労働組合活動をおこなっていた。全国の工場で64人の社員に対し、そういう活動を忌み嫌い赤虫と罵り、そして一人当たり10年間で一千万円の賃金差別をした事件です。既に事件の本質は、中央労働委員会が差別もあった、人権侵害があったことも認め、殊に会社に対し話合いで解決をしなさい。これがお国の考えです。しかし皆さん、明治の社長はこの中労委の命令を無視にして、未だに話合いに応じません。よって今は、東京都労働委員会でこれから審問が始まる。そういう段階です。

 皆さん、この様な大企業によるもの申す労働者、労働組合に対して潰すという行為は、東芝も新日鉄も石川播磨重工も東京電力もほとんどの大企業がおこなっています。しかし、2000年前にそれらの大企業は労使で話し合って全て解決をしています。解決をしていないのがこの明治乳業争議です。

 皆さん、この争議を解決をしなかったために、明治は大変なリスクを背負うことになりました。国連はビジネスと人権に関する指導原則を採択し、人権侵害や賃金差別をする企業はもうやってはいけない。こういうところまで到達をしています。このことは、単に明治HDや株式会社明治にだけ云っているのではなく、ステークホルダーである明治の商品を売っている量販店や関連企業に対しても守りなさいと云うことです。

 皆さん、明治はこの争議を解決しなかったために、今どうなっているのか。2月8日明治HDの中間決算発表がありました。発表される際明治の株価が200円、300円下落をする。株主掲示板には、業績もそれなりにいっているのに、何故ここまで下落をするのか意味がわからないという書き込みがあります。

しかし皆さん、この意味は簡単です。明治乳業と明治製菓が統合して相乗効果を発揮する、世界に打って出ると公約に掲げましたが、相乗効果は失敗、海外売上高も7%から伸びない。その原因がこの人権侵害、賃金差別を解決しない。これが現任です。

今日の明治HDの掲示板を見ますと、社長がリスクなんだと、この争議を解決しない社長がリスクなんだと、株主は怒りのコメントを投稿をしています。

 皆さん、明治はこの行き詰まりを打開するために、ヨーロッパに進出をしようとしています。今は中国が主力です。しかし皆さん、ヨーロッパには思想差別という概念はありません。人権侵害に最も敏感なのがヨーロッパです。明治の商品が受け入れられるはずがありません。

皆さん、働く者の皆さん、一握りの大企業がぼろ儲けをし、労働者の賃金を下げてきた。労働組合の組織率を16%迄下げた、このことが働く仲間の賃金が30年間上がらない原因です。賃金と云うのは労働力のかたちを基本に労使の力関係で決まります。たたかう労働組合を潰した結果、日本だけが30年間賃金が上がらない国になり、子ども食堂が全国で9千箇所もできる異常な貧困の国になってしまいました。

皆さん私たちは、この経済を好循環させるカギは、アメリカのバイデン大統領が言っているとおり、自動車のストライキに連帯参加をして労働者の賃金を上げることが、商店が潤い、工場が廻り経済が動き始める。これしかないと云うことであります。

 明治に働く皆さん、取り分け工場で働く非正規の仲間の皆さん生活ができますか。こんな低賃金で、私たちは日本の最低賃金を誰でもどこでも最低時間給1500円、欧米では当たり前の水準です。これに引き上げるために運動を強めています。経済の好循環で、戦争ではなく平和の方向で経済を回そうではありませんか。そのカギがこの明治乳業争議です。

皆さん、この争議が解決するまで私たちは明治の牛乳は飲まない、明治のヨーグルトは食べない、明治の高カカオチョコレートも食べない、不買運動を決意しています。不買運動は消費者の合法的な権利です。この不買運動にお力をお貸しいただき、この争議を解決をして、明治で働く皆さんの賃金、労働条件が改善され、真っ当な国にするために、私たちの争議に対しご支援を申し上げて訴えとさせていただきます。

 

争議団市川工場申立人・松下からの訴え

 市川事件申立人の松下です。自己に対する差別・人権否定の実態を述べるというコーナーであります。 かいつまんでお話しさせていただきます。

 もう60年以上前になります。わたくし、21歳の時、明治というネームバリューと東洋一の工場などという触れ込みに誘われて、ワクワクしながら入社いたしました。

 ところがどうだったか。東洋一とは東洋一劣悪な会社ということだったのであります。朝は6時出勤、冬は暗いうちからです。25㎏牛乳瓶の入った箱を一分間に何十箱もコンベアーの流れに遅れないように載せる出荷作業。またその重たい箱を自分の背丈以上に積み上げる仕事を一日中、残業も含めて行いました。その時に痛めた腰は今でも治っていません。

 与えられた借り上げ社宅では、4畳半に3人の同僚が寝起きしました。フスマをへだてて次の部屋には、同じく6畳間に3人が寝ていました。まさにタコ部屋状態でした。

 会社は、森永に追いつけ、追い越せ。2000名の人減らしし、5倍の仕事をせよと大合理化をしてきました。色いろありましたが、一つだけ聞いてください。市川工場の人減らしの実態です。稼働人員376人だったのが、ある日一挙に107人も減らされたのです。

 こんな中、仲間たちが労働組合を知るには時間はかかりませんでした。色いろな要求が出ました。一定の効果や成果もありました。

 ところが、こうした運動・活動が気に入らない、意に添わないとして、会社は支部をつぶしにかかり、乗っ取り、その運動をする人たちを徹底して差別・排除にかかります。この差別を是正せよというのが、この争議の原点なのです。

  私への理不尽な攻撃もいろいろあります。古い話ですが、 朝出勤時、職場に入るのが数分遅かったとして、上司が強引に遅刻扱いにしました。当人たちは納得できないとして問いただしました。 この問いただしが、抗議であり反省の色がないとして、私を含めて8名が懲戒処分とされました。 ところが他の7名はさておき、私はその日、早出出勤ですでに機械の運転に入っており、遅刻扱いも賃金カットもされていません。私もこの日の遅刻扱いは納得できないと上司に迫り反省しなかったというものでした。こんな理不尽な処分はありません。

 また生産ラインから外され通称「青空部隊」といわれる「ペンキ塗り」「草むしり」などもやらされ、「指導書」と称される仕事上のササイなミスも針小棒大にふくらまされてたたかれもしました。

 次に、私がある時期、長く働いた職場は会社の激しい切り崩しにより、私以外はすべて会社派という職場でした。色いろな嫌がらせ、納得できない差別がありました。しかし私は「和して同せず」。和して共に働くが、抱き込みには毅然として動じない。ただ一人孤塁を守ってきましたが、この代償がいまも続く差別だといっても過言ではありません。

 私は、仕事は真面目に行ってきたと自負しています。とりわけ食の安全には心を配ってきました。 しかし、18年間も同じ職分に据え置かれてきました。普通の人達が10年前後で昇格していくのに、私は定年時の特別昇格処置という「名ばかり昇格」というものでした。 私の定年前年の差別額は年間77万円。いま争っている年の合計では450万円となっています。この是正をもとめているものであります。

 これは、まさに人権の問題、人道上許されるものではありません。私もすでに結構な年であります。我が生涯にかけられた「ならず者」などの汚名を晴らさずして、我が人生を終わることはできません。解決まで、もう少しです、頑張ります。    

 

争議団市川工場申立人・吉村からの訴え

第86次座り込み行動にご参加頂きありがとう御座います。                    私は昭和37年3月6日、長野の高等学校を卒業、ほっとする間もなく9日までに会社に来るようにとの事でした。卒業3日後に期待と不安を抱いて市川工場へ、その日のうちに工場内を見学し作業服、長靴を支給され、会社の隣の寮に入り、翌3月10日からラインの一員として仕事に就きました。

舗装されてない構内、夏場の洗壜職場は40度近くになる室温、配送車やフォークリフトの排気ガスと、砂ぼこりに加え、牛乳が腐敗した悪臭、冬は北風が吹きさらし、手足はかじかみ、バケツにお湯を沸かし、手を温めながら作業をするような最悪な職場環境でした。

1年の見習い期間の後、昭和38年の本採用と同時に明治乳業労働組合員となり、職場環境、労働条件改善の活動に参加するようになりました。こうした活動を嫌った会社は、20代の労働者が毎日の様に職制の監視やイジメを受け、更に人権をも否定するようなアカ攻撃の数々や転向工作を受け続け、平気で居られる訳がありません。私も絶対忘れられない不当な扱いを受けました。

その一つは、昭和47年12月、生後3カ月になる長男が急病で入院した時の事です。私は上司に「明日、欠勤することになるかもしれない」と事情を説明し、翌日欠勤連絡をして休み、2~3日睡眠を取っていない妻と交替し子供に付き添い看病しました。翌日出勤すると、隣の職場の主任が「ひとがいないのに休むとは何事だ」と怒鳴り、さらに「お前が夜遅くまであっちこっち飛び回っているから子供が寂しがって病気になるんだ」と暴言をはいたのです。

二つ目は、昭和49年武田和夫さん(申立人)の結婚式に出席した時の事です。この日は、夜勤があったのでアルコールは乾杯程度に、家に帰り一眠りしてから出勤しました。紙パック1L製造機の運転と、製品の手詰め作業が夜勤の仕事、作業を始めてからしばらくして、私が手詰め作業をしている所に、渡辺勝義主任が来て「今日、武田さんの結婚式に出席したのか」と聞いて来たので「盛大な結婚式だった」と話しました。渡辺主任は「怪我をしないよう気を付けて仕事をしてくれ」と言って、その場を去り、その夜の夜勤作業はトラブルも無く終了しました。

ところが後日、渡辺主任から「俺は取りたくないが上司から言われて、武田君の結婚式に出席し、酒気を帯びて会社構内に立ち入り作業したというので、指導書を取ることにしたと言われたのです。

三つ目は、昭和60年4月8日 長男の中学入学式に出席の為、正規に欠勤連絡をして翌日年休振替を出した時の事です。係長と主任に職場控室に呼び出され、欠勤連絡の内容に言いがかりを付けて、年休振替を認めないという事でした。職場の4月の実態は、在籍人員11名(内、転勤により見習い1名)で4月1日から15日の半月の間に、年休要員枠としてあったのは4月6日の1名だけでした。4月の給与明細では年休事後振替になっていたのに、手続き上のミスという事で本人の了解の無いまま9か月後に賃金カットされました。その内容は、4月度の事故欠勤改正違いをしていたので改正させてもらいます。それに伴い事故欠勤分10,128円、賞与9,700円控除するという事でした。職場の仲間数名と船橋労働基準監督署に実情を訴え、すぐ調査、指導に入るよう要請もしました。

船橋基準監督署は昭和61年3月4日明治乳業市川工場に対し、以下の指導をしました。①年休の取り扱いについての改善、②年休要員枠ゼロを無くす、③賃金カットについては常識的扱いをする事。

その結果、鈴木事務係長の答弁は「会社のミスで9か月の日数も経っているので給料分については返すが、賞与については何日も経っていないので差し引く。年休振替は認めない」という事であり、非常識な扱いをされました。

こうした、いじめ、嫌がらせ、「アカ攻撃」で受けた賃金差別は、その時代の給料だけでなく、42年勤めた退職金やその後の年金にまで、今もそしてこれからも一生続いていくのです。

様々ないわれのない「アカ攻撃」等、不当労働行為、賃金格差が企業の「やり得」として絶対、許すわけには行きません。

無念の思いのまま亡くなって行った25名の団員のためにも、この争議勝利するまで頑張りたいと思います。

 

東京地評組織副局長・久保さん

 ご紹介ありました東京地評で組織を担当しています久保といいます。いよいよ24春闘が始まっております。明乳争議につきましては、るる、話しがありましたように1970年代80年代に、たたかう労働者、会社にものいう労働者に差別し、そしてイジメ、賃金差別をずーっと繰り返してきた。10年間では一千万円からの差別をし、今もなおその名誉を回復していないという長い争議であります。是非ともこの争議に皆様方のご支援をお願いしたいと思っています。私たち東京地評も24春闘を闘いながら、5月30日には、全労連・東京地評争議支援総行動を展開し、全ての争議を解決していくと云うことで総行動をいたします。是非こちらの方にもご協力お願いします。

 さて春闘の状況です。本当にいま労働者は大変な状況になっています。この物価高で生活が立ちゆかない。春闘のアンケートの中でも3万円以上の賃上げがどうしても必要なのだ。いま経団連、政府からの政策から生み出された非正規の4割以上いる最低賃金ぎりぎりで働く労働者、ここの底上げを何としてもはかっていかなければということで取り組みを進めています。1月9日に集中宣伝を行い、1月12日には経団連の包囲行動等も展開してきました。1月31日には春闘決起集会をし、賃上げ10%以上、企業内最賃は時給1500円以上を取り組んでいくことで意思統一を図っているところです。

 この1月1日、能登半島地震で大きな被害を受けた被災地に、大変な中にある労働者も、その支援と賃金の底上げも一緒に取り組んでいくことも意思統一をしたところです。

 そうした中で、非正規春闘も先日記者会見をいたしました。それぞれの非正規で働く仲間が声を上げていく、ストライキも構えながらあげていくことも記者会見をしたところです。今後、具体的な取り組みをしていくことも考えているところです。

 私たちの回答指定日は3月の13日です。翌日にはストライキを構えJMITUはリレースト、様々なブロックのところでは宣伝、集会で労働者を勇気づけ、そして賃金の底上げを図る取り組みが目白押しに計画がされているところです。そしてこのストライキです。この間、ニュースで聞いていると思いますが、去年に西部デパートでストライキが行われました。沢山の仲間が駆けつけて労働者の権利を守れ、大企業の横暴を許すなということで要求を突きつけてきたところです。ストライキを構えることになりますと、私たちのところでも、ストライキをしますと通告しただけで解決したところも報告されています。

 この明乳の争議になりますけれども、ストライキをしない労働組合を作ると云って、明乳等々、たたかう労働組合を潰してきた。それがだんだん破綻してきている。

労働者はこれ以上黙っていられないということで、ストライキを背景に考えているところです。

 私が一番言いたいことはこの争議です。国連がビジネスと人権、行動指針を出しています。人権を守るのは国の責任であるということ。国の義務であるということ。企業はこの人権を守る人権を尊重する責任があること。そして苦情を申し立てる機関を作ることを云っています。この様な中で、この争議は人権問題にもなっております。大企業は個々の問題についても、是非、人権を守る立場で、リスクとして争議を解決していくのだと云う姿勢を示していただきたいと思っているところです。

 私たち労働組合、労働者は働いて賃金を得なければ生活はできません。賃金を引き上げない限り生活は回っては行きません。そこで24春闘の中では大幅な賃金引き上げ、底上げを皆さんとご一緒にがんばって行きたいと思っています。

 最後に訴えたいのはジェンダー平等です。女性の賃金は低くていい。そうしたことでは皆さん、これからはグローバル社会を生きていくことは絶対にできません。ジェンダーギャップ指数が146ヶ国中125と先進国では恥ずかしい賃金になっています。

 皆さんの会社の中でも賃金差別の実態を明らかにしていただきたいし、公表義務があることを見るだけでも、多くのところでは半分も貰っていないところもあります。ここを是正するだけでも賃金を大きく引き上げることができると思っています。是非、皆さん声を上げて、この春闘を取り組んでいただきたいことを呼びかけるとともに、明乳の争議支援のご協力をお願いして挨拶とします。

 

お礼と決意

争議団・米元事務局次長

 86次座り込み行動に参加された皆さんに争議団を代表して一言お礼の挨拶をさせていただきます。当事者申立人松下さん、吉村さんから明治から受けた被害と訴えを聞いて如何だったでしょうか。東京地評の久保さんから24春闘情勢報告、差別連の土井さんから心強い訴えのご挨拶ありがとうございました。

 市川工場事件、全国事件39件を一括審査している明治乳業事件は、すでに3年が経過しています。この間担当してきた金井公益委員に代わり、團藤丈士公益委員となり初めての調査が2月5日に開かれました。

 申立人側は、新任の公益委員に事件の概要と経過、論点、争点などのポイントを述べたいとして、弁論更新を求めていましたが、團藤公益委員はこれを認め、次回の調査3月15日におこなうことになりました。申立人側は、先行した市川事件、全国事件の共通した昇格に必要な人事考課制度の正しい理解やとらえ方などを伝え、事件の全体像への理解を促します。

 一方、会社側は書面で主張し、その後数人が申立人側の弁論を聴取するとしています。過去、先行事件中にも弁論更新が何回かありましたが、会社側は放棄してきましたが、今回は、書面としながらも自己の主張を提出するとしています。

 弁論更新実施後、いよいよ証人尋問となります。すでに双方の証人は登録されており、日程の決まりを待つ段階です。申立人側証人は5人、5時間30分3回期日となっています。この立証を毅然と成功させながらも、明治にこれ以上のリスクを背負うことの重大性を認識するべく意運動を強めていくものです。

 今年は解決への正念場の年です。もう既に、申立人25名の仲間が志し半ばで亡くなっています。これ以上の放置は人道上も絶対に許されません。今後とも引き続きのご支援をお願いしてお礼の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

シュプレヒコール

一、明治グループの企業行動憲章は、人権の尊重を掲げ、すべての人が生まれながらにして自由であり。かつ、尊厳と権利について平等であることを強く認識して企業活動を営んでいます。ならば、憲章を守り差別をやめろ!

 一、都労委残留39件の審査を待つまでもなく、直ちに争議を解決せよ!

 一、(株)明治は、格差と人権侵害を認めた中労委命令と「付言」で示された解決の道筋に応えよ!

 一、赤組集団と分け隔てた、年間106万円からの差別を直ちに是正せよ!

 一、明治牛乳とブルガリアヨーグルト回収事件、食の安全・安心を消費者に提供する企業として、

  回収命令受けた原因を説明せよ!

明乳争議とすべての争議の早期全面解決に向け、

  団結して頑張ろう、頑張ろう、頑張ろう

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寒風吹き荒ぶ中、もう終わりにしよう 聞け! 明治乳業 オレ達の声を! 第85次座り込み行動実施

2024年02月12日 16時50分56秒 | お知らせ

第85次座り込み行動 1月25日  12時~13時

 年明け早々発生しました能登半島地震で、甚大な被害を被った方々にお見舞いの気持ちを持ち、争議団として取り組んだ「義援金」を、東京地評の取り組みにお預けしてきたことを報告しながら、2024年スタート行動として第85次座り込み行動を実施しました。

 この日の気象状況は、晴れてはいるものの北風が厳しく吹き付ける中で、ご支援者とスクラム組んで寒さを吹き飛ばす気概で、4月18日で満39年を迎える長期争議解決に、中労委命令の事実認定と「付言」で提唱している解決への道筋に向き合い、話合いに応じることを、新年の年頭にあたって、それぞれの立場で運動に参加する皆さんに訴えをしていただきました。

「もう終わりにしよう 聞け 明治乳業 オレ達の声を」のタイトルで動画にまとめました。是非ともご視聴をお願いしいたします。

主催者挨拶

明治乳業争議支援共闘会議・松本議長

 毎月の座り込みは、話合いで解決を求めての要請です。一人あたり10年間で一千万円にもなる賃金差別です。中労委、お国の命令にも従わない明治・・・。今日支援に来ている東芝の事件も他の大企業争議は全て解決している。

格差と貧困で経済が回らない、働く者の賃金を上げると購買力が回る、工場も回る、経済も回る・・・。株価が上がっているが、この明治の株価は下がっている。その原因は・・・。

海外に打って出ると云っているがアジアだけ、ヨーロッパは人権に関しては厳しく人権侵害は許さないことから・・・。企業行動憲章に人権を尊重すると書かれているがそれは嘘ではないか・・・。

【動画をご視聴ください】

https://youtu.be/WoWmY_tsZwI

 

争議団申立人・村山東男からの報告

 村山申立人の訴えは、入社後組合活動に参加し職場要求を掲げ運動していることを、同じ会社に勤めているお兄さんへ、なにやら弟さんがおかしな方向に進んでいるようだと連絡を入れて、兄を通して組合活動を止めさすことを目論んだことから、兄弟の辛辣ないがみ合いを引き起こされました。その関係を知らされた明治生まれのお母さんは、明治の会社は大きいのだから「長いものには巻かれろ」兄ちゃんの云うことを聞いてやんなさいと何度も手紙に認めて送られてきました。父親の法事の度に言い合いが絶えませんでした。辛い、辛い年月が経ちましたが、兄の退職にともないお前の好きにやればいいと認めてくれました兄も、母親もこの世にはおりません。私の命あるうちに争議を解決して、墓前に報告をしたいと思っているところです。

 いまひとつの報告がありました。職場代議委員として、職場会開催を呼びかけ要求をまとめて代議委員会に報告する任務。決議された課題を執行委員会が工場協議会で折衝し、実現に向けた活動が展開されていきます。

そのために重要な案件に関しては、毎日繰り返されていく職場会開催でした。あるときから突然に、職場会をおこなっていた場所に「使用届け」をだしていないようだ。指導するので応接室に来なさいと呼び出しがその都度ありました。開催はお昼休みの自由時間、構内の芝生でおこなうことが多く、自由に余暇を楽しむ場所であるので施設管理権を強要することは許されない。会議室などで開催する場合はちゃんと使用届けを出しているではないか、応接室での「指導書にサインを求める」ことに係長、主任相手に抗議の毎日を繰り返しました。指導書が溜まることは人事考課に査定対象になります。

いろいろ被害を受けた事例は沢山ありますが、2点を紹介させていただきましたと結びました。

 

明治乳業争議支援千葉県共闘会議・高橋議長

 この争議を支援して30年になろうとしています。この争議解決のためになぜ毎月ここで座り込みをしているのか・・・。 気運高く労働組合活動をしていたこの争議団員らを差別し、会社の意のままになるように変質させてきた。変質させるために、飲ませ、食わせで取り込んで、争議団らには誹謗中傷を投げかけ人権侵害をやり尽くしてきた。

死亡事故もあり、学校給食用の牛乳異臭問題も酪農家に責任を転嫁した。

不買運動に参加していることは、争議を解決して団員らの人権を回復させるための行動の一つだ・・・。

【動画をご視聴ください】

https://youtu.be/lrmwL8iRQOs

 

明治乳業争議を支援する戸田の会・横田戸田地区労議長

 戸田地域で街宣しながらチラシをポスティングする行動などしてきています。

私も明治の商品を買わないという権利を持っています。広く呼びかけています。

これまで何度も要請に行っていますが一切応じない、門前払いです。異常な態度を取り続けています。許せません。差別は家族をも苦しめ、年金にも影響を与えています。・・・。

【動画をご視聴ください】

https://youtu.be/rAu1j7Np7VE

 

食品一般ユニオン・北川書記次長

 今日は厳しい北風がすごいですね。会社が抱えている弁護団の熊谷弁護士は、サラ金裁判で・・・。今の大阪の吉村知事も一緒で・・・。

替え歌を一曲披露。

【動画をご視聴ください】

https://youtu.be/3QQ6OsPEkzM

 

東京争議団共闘会議・諏訪事務局長

 一人の首切りも一切の差別も許さない東京争議団です。私は、KLMオランダ航空のたたかいを紹介・・・。

差別を抱えていることは、会社の発展の妨げになっている・・・。労働組合を排除することは、会社が気づかない問題など提起してくれるものを、物を云えない職場つくりは企業の発展を阻害することになっていってしまう。明治に不祥事が多発していることはそのことにあると思う。消費者に安全・安心を提供するためには、この争議を解決することにあります。

【動画をご視聴ください】

https://youtu.be/s1tBG7Zh6KU

 

元東芝の職場をよくする会・海老根さん

 明治乳業のご支援をいただきながら勝利しました。東芝は、明治乳業戸田橋工場で起きた解雇事件を教材にして、社員教育をおこない、職場に「東芝扇会」という秘密組織を作って、労働組合役員選挙で扇会のメンバーが役員ポストを占めてしまう。そのことによって、差別をされた。神奈川地労委、中労委で完全勝利。東芝は東京地裁に行訴下が、地裁は東芝の証拠を見る必要がないと突っぱねられて、中労委で和解をした。明治は弁護団の云うこと聞くのではなく、自分の頭で考えて解決しなさい。

【動画をご視聴ください】

https://youtu.be/6UcJ1o_snto

 

当該争議団・松下副団長 (写真代用)

 厳しい北風の中ご支援に駆けつけていただき感謝いたします。今年こそ、人権・差別・解決にまったなしで頑張っていきます。牛乳とヨーグルトの中に入ってはいけない抗生物質の問題。その後の事故処理は何ら明らかにされていません。都労委調査を経て争議解決の争点を明確にしてきました・・・。争議解決の道筋は中労委命令、付言の立場にあります・・・。

【動画をご視聴ください】

https://youtu.be/-34Zn5WGyeU

 

【シュプレヒコール】

一、明治牛乳とブルガリアヨーグルト回収事件、食の安全・安心を消費者に提供する企業として、回収命令受けた原因を    説明せよ!

 一、都労委残留39件の審査を待つまでもなく、直ちに争議を解決せよ!

 一、(株)明治は、格差と人権侵害を認めた中労委命令と「付言」で示された解決の道筋に応えよ!

 一、赤組集団と分け隔てた、年間106万円からの差別を直ちに是正せよ!

     明乳争議とすべての争議の早期全面解決に向け、団結して頑張ろう、頑張ろう、頑張ろう

【配布したチラシ】

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2023年最後の本社行動、第84次座り込み展開 この一年に4名の団員が新たに亡くなる 中労委命令に応えよ!!

2023年12月30日 15時20分24秒 | お知らせ

第84次座り込み行動 12月21日 12時~13時 

 2023年1月(第73次)~12月(第84次)に結集された延べ178団体・375名の参加で話合い解決を求めてきました。2016年1月(第1次)からのトータルは、7年間で延べ1814団体・3910名、130時間を積み上げてきました。

 この間、2009年に明治製菓と経営統合、相乗効果を上げることなく事業再編に追い込まれ、資産の売却で株主配当維持を図るも減収・減益の経営不振、挙げ句に株価の4割減から株の再分割で凌ぐも浮上せず。

正に、争議を抱えていられる経営状況かと、改めて、声を大にして訴えていきたい。

この一年64名団員の中に、新たに4名を失い、25名に。その想いを胸に人道的見地からしても待ったなし。国の機関・中央労働委員会が指し示す解決への道筋に、直ちに応えよ!と叫びつづけます。

 

主催者挨拶

明治乳業争議支援共闘会議・松本議長

明治乳業争議解決のためこのエドグランに入っている株式会社明治と親会社の明治HD川村和夫社長に対し、争議解決への一点で話合い解決を求めにまいりました。

さて、ご通行中の皆さんいま何が起きているのですか。物価高で市民が苦しんでいるのに自民党政権、自公政権どれもこれも政治と金、裏金、大企業から裏金もらって、そして懐に入れる。そして大企業のための政治をやる。そのために、物価が上がり賃金が上がらない。年金も上がらない。市民は大変な思いで暮らしています。もう一度賃金を上げて、年金を上げて、消費税を下げて景気を良くすることが経済を回すことにつながることではないでしょうか。

さて皆さん、この争議の本質というのは、もの申す労働組合、働く者の人権、消費者の食の安全を求めるまともな労働組合が邪魔になり、儲け本意に暴走するがために、その人たちたたかう労働組合の人たちに、赤組のレッテルを貼り、10年間で一千万円の賃金差別をした、こういう労働事件、不当労働行為事件です。

背景は、当時多くの大企業もデモ行進をしたり賃上げを求めたりしたり、真っ当な活動をしていた。そうゆう労働組合をつぶすためにケネディライシャワー路線に基づき、国家ぐるみのユニオンジャックで、ほとんどの大企業の労働組合、もの申す労働組合を潰し、労働組合の組織率が5割を超えていたものを16%台に落ち込め、そして低賃金、派遣労働、そうゆう労働者を物扱いにする社会にしたのです。その結果、購買力が落ちて経済力が回らなくなったということではないでしょうか。

皆さん、いま賃金を上げることこそ、労働者の人権を守ることこそ、お年寄りの年金を引き上げ、消費税を減税することこそが求められているのではないでしょうか。

国連はビジネスと人権と云うものを採択しました。すなわち企業の中で、人権侵害や差別をする企業は、国際的に通用しない。しかし、明治は引き続き賃金差別や人権侵害に対して、中央労働委員会までがその事実を認め、殊に会社に対し話合いで解決をしなさいと言っているにもかかわらず、裁判所の言うことも一切耳を傾けない。国連の言うことに正に違反をしている大企業です。

その結果どうなりましたか。明治乳業と明治製菓が統合をして売上高を1兆5千億円にする、海外に展開をするといって合併をしました。ところが売上げは下がり1兆円ぎりぎり。海外売上高比率は6%とか7%、全く世界に通用しない企業になり、今日の株価は3千2百円台に下落して、株主からも怒りの声が寄せられている。

働く皆さん、こうゆう状況を放置したままでいいのでしょうか。経営が不振になると労働者に対する賃下げ、リストラがやってきます。

私たちと一緒に声を上げて、働く者の人権が守られる社会、長期にわたるこの争議を話合いで解決していく思いを一緒に共有して運動をしていただきたいと思います。

皆さん、直近では牛乳からあるいはヨーグルトからあってはならない抗生物質が含まれていた。このことに対し、検査をしたのかしないのかも解らない。もちろん社長は謝罪もしない。ただ牛乳もヨーグルトも回収しましたと言うだけです。こんな消費者に責任を持たない企業、消費者の皆さん声を上げて下さい。食の安全は命にかかわります。

社長、これに対し機密経過と説明を求めます。

・・・・・。

 

市川事件・額賀申立人

いつもご支援いただきありがとうございます。額賀と申します。経験談を少し話させていただきます。昭和39年に市川工場に入社をしまして出荷事務所に配属されました。仕事は、製造された牛乳を販売店に届ける様々な業務をする職場でした。

職場の環境は、当時冷暖房はないので最低、最悪の職場でした。3年ほど経ってから主任に飲み屋に連れて行かれて、あいつら赤組と付き合うんじゃないと何度も何度も言われ、その後、突然職場移動を命ぜられ、理由はハッキリわからず飛ばされそこは倉庫でした。

その後、また元の職場に人手が足りないからと云って戻された。以前の主任、係長は代わっていましたが、その係長から応接間に来いと呼び出され、転勤工作でした。

職場の中に白組、赤組があり、白組の先輩と非常に仲がいいことを出しにして、○○さんも転勤してもいいよと言っているので、どうだ、一緒に行かないかと誘いかけられた。

私は行く必要もないし行く気もないと断りました。すると何で工場にこだわるのだと、なんでそんなに仲間が大事なのかと言われました。なんでこんなことを言われるのかといろいろ考えると、あれが出てきた、職制連絡会議という議事録が、それは赤組対策と云われているものの中で私のこともあった。工場から追い出そうとしたこと、私は絶対に許すことはできません。長い争議になっていいますが、もう少しがんばろうと思います。

 

市川事件・平木申立人

皆さんこんにちは、私は昭和37年に市川工場に入社しました。翌年、組合員になりインフォーマル組織明朋会に執行部が取られる以前は、支部主催の各種集会や学習会、メーデーや春闘など諸行動、各種諸会議などに積極的に参加してきました。

特に、明乳労組関東地区卓球大会、市川地区労の大会には市川支部の代表選手として参加し、他支部の仲間と交流を深めてきました。戸田橋支部の吉田さんの解雇事件、キューピー労組の解雇闘争支援、国鉄闘争支援など参加してきました。

支部執行部が明朋会に取られた後も要求で団結し会社の介入を許さない民主的な運営で団結して、支部役員選挙での工場門前で要求、政策ビラを配布に参加し支持拡大する活動をしてきました。会社・明朋会のひどい妨害もありました。有期転勤に対する反対の家庭訪問等の署名活動などをしてきました。

この様な活動を嫌悪した会社は、基幹職2級の下位職分に21年間も据え置く差別をしてきました。

市川事件で38年、全国事件でも29年・・・・・。

私は昭和51年4月基幹職2級に格付けになり平成9年4月にやっと基幹職1級に昇格するまで21年間も基幹職2級の下位職分に据え置かれました。・・・・・。

職場の仕事はそれぞれの職分が交代で仕事に当たり、職場を9回も交代させられた中でも同じように仕事をし、人一倍仕事をやってきました。

特に、提案活動に於いては優秀個人賞を7年連続で当時の中山悠社長名で表彰を受けてきました。明朋会の人たちと比較しても何ら劣ることはありません。

昭和62年妻を肺ガンで亡くし、妻が経営していた美容院も廃業になり、私一人の賃金で2人の子どもを育てることになり、長男の大学の入学金、次男の専門学校の入学金など、兄弟親戚より借金をして支払ったこともありました。

また、卑劣な転向工作もありました。昭和62年妻が肺ガンで入院生活をしていたが11月43歳で亡くなりました。その一ヶ月前の10月、製造課長が私の職場にやってきて、奥さんが病気で大変だろう病状はどうだと気遣うそぶりで、奥さんが病気で争議団の活動をやっていて大変だろう。いい機会だから申立を取り下げないか。君の家庭の状況を話せば争議団も受けることは納得してくれる。後のことは俺に任せろ。会社も悪いようにはしないからとこういう陰湿な転向工作をやってきました。

私はこの様なことは聞き流すことはできず、門前ビラで全組合員に知らせ工場に対しても争議団名で抗議文を提出し、当時の吉田工場長に抗議・申入れをおこなった。

その後、私を気遣うことは一切ありませんでした。

私は差別、人権侵害は許さないと奮闘しています。本日はありがとうございました。

 

シンガーソングライター・大熊啓さん

未来をかけて ♫♬♪♩

行動参加の皆さまお疲れ様でございます。そしてこの明治HDの前にご通行中の皆さん、そして社内で働く皆さん、私たちは、この明治乳業この会社の中で行われた人権侵害、これを許せない。人権を取り戻すそういった思いで座り込み行動をずっとつづけております。隣の明治屋さんには名前が似ているためにいつもご迷惑をお掛けするなと思いながらやらせていただいております。明治屋さんにご迷惑をかけないためにも早く争議を解決する、そのためにも会社は判断をするべきだと云うふうにも思います。

そしてこの12月というのは、いろいろとこの人権について考える時期でもあります。

つい先々週ですか12月4日から10日迄が国際的な人権週間ということで、人権について考える時期でもありましたし、12月10日は国際人権デー。この人権というのは偉い人が下々の者に与えるものでは決してありません。

私たちは、生まれ落ちたその瞬間から人として尊重される全てが平等に扱われるというこの人権を私たち人間が持っているというのが人権という考え方です。私たちがこの日本国憲法を・・・人権説、人権は誰かが与えたものではない、生まれたときから備わっている考え方にもとづいてこの憲法が制定されています。

この人権侵害と云うものは、人権を踏みにじる行為であり、そういうことでは憲法を踏みにじることでもあります。決してこれを許してはいけません。

皆さん、あーこの人たちは差別を受けて座り込みをしているのだな、大変だな、私は差別されていないから良かったな、もちろん差別をされていない方が良いよと思いますけれども、それで良かったなと通り過ぎるだけじゃだめなんです。この人権侵害を放っておくとどんどんどんどん悪化していきます。

以下、略・・・・・。

勝利の朝を信じて ♫♬♪♩

争議団歌・星霜 ♫♬♪♩

 

争議団お礼と決意・小関団長

年末のお忙しい時期に、私どもの今年最後のこのエドグランに入っている株式会社明治の社前座り行動にご参加いただいている皆さん、本当にありがとうございます。

今日の行動は、84回目の座り込み行動になります。この行動のスタートは、2017年中央労働委員会の指揮によって重要な局面を迎えた、あの会社に和解の提起をするという重要局面でのスタートでした。残念ながらその道は閉ざされたのですが、継続は必ず力だとこう信じて毎月重ねてきました。丸7年が今日の行動です。

皆さん、明治乳業の事件本当に長くなっております。市川工場事件が都労委に申し立てられてから39年目を迎えているわけです。日本一長い差別争議と評されている訳ですが、一緒にたたかっている額賀団員、そしてこの争議の中でがんばっていた奥さんを亡くした平木団員がどの様な仕打ちをこの会社から受けたのか、その一端でありますが告発しました。

私たちはこの受けた様々な攻撃、これは歴史的事実なのです。年を取れば年数が過ぎれば消滅することは絶対にないのであります。このままでは人生は終われない。一人一人の団員がその様な思いで長期に及ぶたたかい、困難を乗り越えながら耐えて皆が持っている力、可能な力を寄せ集めながらこの株式会社明治、そしてその上にいる親会社である明治HD、ここに運動をつづけているのです。

皆さん、私たちは今年も二つの角度から全面解決への道筋を必ず切り拓く決意で運動を進めてまいりました。一つはこの株式会社明治、そして親会社の明治HDの異常企業体質の告発、包囲する運動であります。

11月に発生した明治の宅配用牛乳、ブルガリアヨーグルトに食品衛生法違反の抗菌剤が混入していた、回収命令が出て4万5千本、ブルガリアヨーグルト12万個に回収を云いましたが、ほどんとの製品が子どもからお年寄りまでの身体の中に入っているわけであります。

この様にこの一年も、残念ながら不祥事が絶えないという企業体質が露わになった一年でした。私たちは、この企業相手に長いたたかいを進めているわけでありますが、もう一つの角度からの運動を強めてきました。それは東京都労働委員会に残っている39事件、この差別争議本来の審査方法にもとづいて進めるそのためのたたかいでありました。

この間、残っている39事件の審査の方法と審査の枠組みをめぐる激しい攻防が、11月5日迄つづき確定しました。39事件のたたかいの集大成として、この種の事件、労働委員会の努力で作り上げられてきた大量観察方式にもとづく集団間比較、申立人らの集団とその他の集団にどの様な格差が存在するのか、それを一年や二年で見るのではなくて、昭和40年代からここに至る20年、30年のスパーンで格差の実態を判断させる。先ほども告発されていました10年間で見ても1千万円を超える格差があるのであります。

この後、この事件の解決への道筋を明確に示している中央労働委員会の内容を示しながら、明治乳業の不当労働行為、格差の事実認定等々を紹介し・・・・・。

来年の早い時期に全面解決を勝ち取る大運動を展開する決意と奮闘することを述べて締めくくりました。

 

シュプレヒコール

明治牛乳とブルガリアヨーグルト回収事件、食の安全・安心を消費者に提供する企業として、

  検査体制を明確に公表せよ!

一、都労委残留39件の審査を待つまでもなく、直ちに争議を解決せよ!

一、(株)明治は、格差と人権侵害を認めた中労委命令と「付言」で示された解決の道筋に応えよ!

一、赤組集団と分け隔てた、年間106万円からの差別を直ちに是正せよ!

 

明乳争議とすべての争議の早期全面解決に向け、団結して頑張ろう、頑張ろう、頑張ろう

 

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証券会社が多く活動している兜町界隈の「茅場町交差点」で宣伝行動

2023年12月26日 11時22分54秒 | お知らせ

証券会社が多く活動している兜町界隈の茅場町交差点で宣伝行動 12月13日

 明治HDの減収・減益、また、株価の4割下落を脱しきれない経営不振の根源は、長期に抱え込んでいる労働争議の解決に背を向け続けていることに起因していると考えています。

 特に、2017年に中央労働委員会の命令で、労使紛争及びこれに関する事情などとして、昭和40年代において、当時の職制らが申立人らに対し信条や組合活動等を理由とする誹謗中傷など既に認定したとおりである。従業員を公平・公正に取り扱うべき義務を負っていたにもかかわらず、抑制することはなかったということは非難を免れ得ないところと断じています。さらに、市川事件と全国事件らの集団と他の集団との間に職分格差(賃金格差)が紛れもない事実である。と歴史的に遡及した判断を下しています。その上に立って、長期化していること、申立人らのうち12名が死亡している(現在25名死亡)こと、都労委に39件もの事件が残っている深刻な事態にあるとして、当事者双方の互譲による合意をもって全面解決をめざすべきことは自明の理である。殊に会社に対して、より大局的見地に立った判断が強く期待されていることを指摘しておくこととする。と結んでいます。

 争議団は、これらの事実に基づいた争議解決への道筋を示した中労委命令と「付言」に沿った話合いを求めつづけています。

 この間、消費者の皆さんや、特に、明治HDの株を所有している株主に皆さん、これから明治HDの銘柄を取得したいと考えている方々に対し、証券業務に携わっている方に、明治の企業体質と株価の推移などをしっかり伝えていただきたい趣旨で、明治HDの株主総会に向けて、明治乳業争議団と争議支援共闘会議とで茅場町交差点宣伝を2度おこなってきました。

この度は、全労連・全国一般労働組合東京地本に結集する昭和ゴム労働組合、西陣労働組合のたたかいを支える東京地本の山田委員長、室井副委員長、そして明乳争議の小関団長、支援共闘会議から久保事務局長含め総勢18名参加の共同宣伝をおこない、それぞれのたたかいの現状と支援を訴えさせていただきました。

 呼びかけとして、明乳争議のリーフレットにチラシを150枚セットし、合わせて、東京地本が用意したチラシ200枚が全て配布することができました。

とても考課のある宣伝行動になったことを双方確認し、今後も時期を見計らいながら継続することを確認しました。

 

弁士の面々

行動進行・全国一般東京地本副委員長・室井さん

昭和ゴム労組特別執行委員・郷間さん

全労連・全国一般東京地本委員長・山田さん

明治乳業争議団・小関団長

東京地評組織局・副局長(明治乳業争議支援共闘会議事務局長)・久保さん

 

 

 

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