まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

熱中症より凍死の方が多いとは

2018年02月13日 | 日記
ラジオ放送の中で、冬の凍死者数は、夏の熱中症死亡者の1.5倍もあるという話題をきいた。
 
凍死は、雪国や雪山での出来事と思っていたので、室内での低体温症で亡くなる人が非常に多いのだという話に、驚きだった。
 
人は、体温が45℃になっても死んでしまうが、逆に、35℃になると方向感覚が鈍くなり、ついで性格が内向的になり、物忘れしやすくなる。
さらに30℃で無感覚になり、27℃で死んでしまう生き物らしい。
 
適応範囲30℃~45℃。どんなに威張ってみても、わずか15℃の温度変化にしか適応できない、脆弱な生き物なのだと改めて思う。
 
いまいち、凍死のイメージがわかなかったが、例えば、お酒を飲んで酔っ払い、10℃以下の寒い部屋で布団をかぶって寝ていても、睡眠時は低体温になるし、お酒もさめてくるときは体温を下げるらしい。「ぽかぽか布団の中で寝ている間に突然死(凍死)」のようなケースに陥る可能性も十分あるのだとか。
 
そういわれると、かなり現実的で、自分も十分凍死予備軍だ(笑)。
 
室内凍死増加の要因には、高齢者等の孤立、貧困があるのでは、と解説していた。
 
田舎には十分な収入の得られる職が少ないこともあり、私の周りでも若い人たちは都市部に住み核家族化・過疎化が進んでいる。冠婚葬祭は、お葬式ばかりだ。
 
平均値をとって好景気だとのアナウンスがあるが、年金は切り詰められ、その切り詰めた生活費の平均で、生活保障費も下げられ、下はどんどん落ちでいく。
長い間十分働いた後でも格差は広がり、食事も暖房費も切り詰めなければ生きられない現実は確かにある。
 
孤立、貧困、凍死。
わが家も、あと10年もして、カミさんが私の時間が満たされれば、間違いなく孤立はスタートする。
他人事ではないと感じた話題だった。
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<今日は何の日>
1875(明治8)年の今日、平民苗字必称義務令が出て、国民はみな公的に名字を持つことに決まりました。
 
わが家のご先祖さんは、「名字帯刀組」ではなかったようなので、おそらくこの時適当に考えて今の姓を名乗るようになったのでしょう。そう考えると、家とか家名(姓)にこだわる必要もないですね。
 
コメント
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