明海大学大学院応用言語学研究科

Meikai Graduate School of Applied Linguistics

セミナー講演内容 その2

2009年11月27日 | 応用言語学セミナー
続いて13日の講演内容です。

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10:05-11:15  
大津 由紀雄 (慶應義塾大学言語文化研究所教授)

「ことばについて気づくこと、意識すること」
ことばへの気づき・意識の性質とその発達は認知科学にとって重要な研究対象であるだけでなく、言語教育との関連でも重要である。この講演では、セミナー第1日目に語られるであろう、ことばの知識についての知見を前提に、このテーマについて語り、現在の学校英語教育に対して警鐘を鳴らす。

11:20-12:30
今井 邦彦 (東京都立大学名誉教授)

「心の理論」
第1日の講演で、人は、特に伝達場において、互いに他人の心を読んでおり、それはどういう原理に基づいて、どのようなメカニズムで行われるかの手掛かりを得た。  
ところが広い意味での言語研究者の中には、心を読むこと、ないしはその原理とメカニズムに興味を示さないかに見える人がいる。この事実を心に入れつつ、心の理論とは何かをもう一度考えてみたい。


午後の部           13:35-14:30 

井上 史雄(明海大学外国語学部教授)

「敬語の心」
日本語の敬語は、話題の人物間の上下関係を表すものから、話し相手との親疎関係を表すものに変化した。これは人々の考え方(つまり心)が変わったためと説明できる。ここでは、ポライトネス理論とも関連づけて現代の変化傾向を位置づける。

14:35 -15:30
市川 桃子(明海大学外国語学部教授)

「心を表す言葉の発生と展開
-腸による表現-」
はらわたがちぎれるほど悲しく苦しいとき、それを「断腸の思い」であると言う。心中の思いを表すために体内にある腸を使うこのような表現は、いつ、どのようにして始まったのか。さらに、こうした言葉の実際の用例を調査すると、人によって使い方が非常に個性的であることがわかる。この調査を、言葉と心の関係を考える一つの契機としたい。

15:35-16:30 
原口 庄輔(明海大学大学院応用言語学研究科長外国語学部長)

「ことばとこころ:相即相入」
「ことば」とは何か。心とは何か。大きな問題である。ことばと心の本質を求め、その相互作用に焦点を当てて、入り組んだ様相を多角的な観点から考えたい。
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