明海大学大学院応用言語学研究科

Meikai Graduate School of Applied Linguistics

第16回応用言語学セミナーを終えて【後日記あり】

2013年11月17日 | 応用言語学セミナー


昨日は第16回応用言語学セミナーが行われました。学部生から一般の方まで多くの方々にお集まりいただき、お陰様で充実したセミナーになりました。
 明海大学の外部より、三森ゆりか先生、和泉伸一先生、刈間文俊先生の3名の先生方がご登壇になり、それぞれのご研究に関するお話を聞くことができました。明海大学からは、英米語学科より大津由紀雄先生、中国語学科より河村昌子先生、日本語学科より西川寛之先生がそれぞれお話になりました。
 博士前期課程1年生は全員がセミナー係として運営を手伝いましたが、今年度より、セミナー委員会の先生方のご厚意により、院生が担当する受付を持ち回りにし、できるだけ多くの御講演を伺う機会に恵まれました。1年生の全員が大変意義深い経験を積ませてもらったと思っています。。
 今年度のテーマは「現代における“ことば教育”はいかにあるべきか」。それぞれの先生のそれぞれの切り口でお話くださり、非常に興味深く、勉強になりました。三森先生は国語教育における「言語技術」についてお話くださいました。個人的には、日本の国語教育は「書く」という作業をないがしろにしてきたように思います。その証拠として、感想文は書いた記憶はありますが、感想文の書き方を教えてもらった記憶がありません。同様に、作文を書いたことは覚えていますが、どう書けばいいかという指導を受けたことはありません。感想文であれ、作文であれ、書いて提出。返却された自分の作文には先生の感想しか書いてありませんでした。
 現在の千葉県公立高校の入試では、国語に「作文」の問題があります。わたくしは静岡県のとある塾で国語を教えていたことがありますが、千葉県と同類の作文問題が静岡県の入試問題にもあります。以前、作文の書き方を学校の先生から教えてもらっているかどうか塾生に訊いたところ、ほぼ皆無でした。残念なことです。
 母語をないがしろにすることは、考えることを失うことでもあるように思えます。母語を家庭で、そして学校で意識して教えるべきだと思います。それには、親と教員の言葉が正しいものである必要があります。
 最後になりましたが、この度のセミナーにおきまして、ご登壇になりました先生方、そして遊佐研究科長を初め、セミナー委員会の先生方、聴衆の皆様と、セミナーと懇親会に関わった全ての皆様に心よりお礼を申し上げます。【大塚孝一 M1】

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 今回のセミナーで最も印象に残っていることは、外国語教育よりもまずは母語教育をしっかりとするべきであるということです。
 私の中学高校時代の国語の授業を思い返してみますと、母語を学習したというよりも定期試験や入試の答案の書き方を習ったという感があります。
 正に国語教育ではなく国語科教育というものだったと思います。「ことば教育」はそもそも何のためにするのかということを考えさせられたセミナーでした。講師の皆様、貴重なお話ありがとうございました。【秋山裕耶 M1】

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 今回で学会の運営に携わることは初めてでして、小規模とはいえその見えざる苦労を垣間見れた気がします。今後はこの経験を胸に、運営なさっている方に感謝をしながら学会に行きたいと思います。またM1の仲間達と一丸となって取り組む必要があり、そのお陰で皆さんの特徴や強みが見え、絆がより一層強くなった気がします。

 そして何よりも先生方のご発表を聴講し、疑問を抱き、それについて答えていただけて、自分もやる気に燃料を注がされました。今年度は最早2ヶ月僅かしかないのですが、来年度に向けてできるだけやっておきたいと思っています。【Joe Tabolt M1】

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2 コメント

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このたびは、ありがとうございました。 (佐々木健史)
2013-11-19 01:46:49
大塚さん、秋山さん

 今回のセミナーに参加させて頂き、現在明海大学にて英語を勉強している身の私にとって、とても有益なお話を伺うことが出来ました。運営として本セミナーを企画してくださった大学院生の皆さんに感謝を申し上げます。
 三森先生が「日本ほど母語をおろそかにしている国はない」、「母語が出来ないのに英語が出来るわけがない」と仰っていたのを拝聴した際に、以前に参加した「通訳と翻訳の世界」の公開講座にて鳥飼先生が仰っていたことを思い出しました。起点言語がしっかりとしていないと、第二言語(英語やドイツ語など)が上達しないこと、また、大津教授が仰ってくださいました、英語を学ぶ上での課題を拝聴させて頂き、母語が如何に大切であるかを学ぶことが出来ました。
このたびは、本セミナーを開催してくださり、重ねて感謝申し上げます。ありがとうございました。来年度のセミナーを楽しみにしています。

佐々木健史
M1 (大塚孝一)
2013-11-19 10:23:44
佐々木君
 コメントを書いてくれてありがとう。誤解の無いように書いておきますが、本セミナーの企画は大学院生が行ったわけではありません。あくまでも先生方がセミナー委員として全面的に企画運営をなさったのです。大学院生はほんの一部をお手伝いしたまでです。
 いずれにしても、私も勉強になりました。今後の勉強や研究に活かしていくつもりです。
 

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