銘木小僧

銘木ってなーに?

新月伐採 天竜TSドライシステム協同組合

2009年11月29日 | Weblog
この写真は、新月伐採を行ってる
静岡県浜松市天竜区に有る 天竜TSドライシステム協同組合の全景の写真です。
手前の建物が、丸太から製材された製品を乾燥している倉庫です。
ほとんどの製品が、屋根付きの倉庫に保管されているのに驚きました。
この様に紫外線を浴びないで乾燥すると木の持ってる油分を放出しないで
乾燥させる事が出来るそうです。
紫外線を浴びると、木は自分を守る為に油分を出してしまうそうです。
適材適所の会の実験でも、木の上に立って前屈をして
体が良く曲がる木、曲がらない木の実験をしてますが、
この実験結果でも、曲がる木は「油分の多い木」
曲がらない木は、「油分の少ない木」と実験結果がでました。
その実験の中で、天然乾燥だけど曲がらなかった木
それが、紫外線を沢山浴びたきでした。
この様に屋根つき倉庫で、乾燥した木は油分が豊富ですよ。
油分が豊富な木は、より耐久性、防虫性、等に優れていて
適材適所の会のHPにも記載してますが、
この成分が人間の健康めんに関係が有るのではと考えられます。

新月伐採 丸太の置き方も違う!

2009年11月26日 | Weblog
静岡県天竜の榊原商店さんの丸太の積み上げの写真です。
通常は、同じ方向に積み上げます。
榊原商店さんは、一列ずつ交互に積み上げるやり方で原木を保管してます。
通常より2倍も3倍も手間隙が掛かります。
私は初めてこの様に、丸太の積み上げて保管しているのを見ました。
榊原商店社長にこのような丸太の積み上げ方で何かメリットが有るのか聞いた所、
乾燥が早く、虫に食害され難いとの事、
榊原さんも最近大分県の林山地の方に聞いたらしく
実際に効果が有るかどうかは、まだ分からないそうです。
でも、「良いと聞いたからには私は何でもやりますよ」と榊原さんは言ってました。
榊原さんは凄い!

新月伐採 葉枯らし効果 かる~い!

2009年11月23日 | Weblog
葉枯らしとは、伐採した木を枝を付けたまま山で放置します。
昔は、山からの搬出を楽にする為に
この様な乾燥方法をしてました。
重さが、2倍~3倍は違うと思います。
今は、ワイヤーなどで吊って降ろしてますが、
その昔は、人力で降ろしてたから
葉枯らしを掛けないと山から下ろせなかったのでしょう。
又、葉枯らしを掛けた木は渋も抜けて良い色になり
自然の状態で乾燥させてるから木の油分もたっぷりです。
この写真は、葉枯らしを山で5ヶ月~6ヶ月した新月伐採の杉の木です。
3M×直径約20センチの丸太が
片手で楽々持てちゃいます。
昔の人の知恵ってすごい!

新月伐採 含水率

2009年11月18日 | Weblog
この写真は、2008年2月20日に新月伐採された杉の桁材です
寸法は、4m×246mm×136mmの材料です。
含水率は、20%です。
山で4ヶ月~6ヶ月葉枯らしをして
製材してから約15ヶ月天然乾燥した材料です。
同じ期間 新月伐採や葉枯らしをせず
天然乾燥した場合は、おそらく含水率30%まで落ちてれば
いい方なんじゃーないかな?
含水率30%と20%では、割れや伸縮の違いは大きいですからね!

新月伐採 天竜 榊原商店

2009年11月15日 | Weblog
夜中に天竜から帰ってきました。
流石に日帰りで全てを見学するのは無理でしたが、
新月伐採の榊原さん達が山の再生の為、
私が想う以上に手間隙を掛けている事に驚きました。
木の伐採から製品までバーコードで管理していますが、
その木が何年何月何時何分まで管理しているのは知ってましたが、
何処の山で伐採されて経度緯度までもデータに入力され
一年前に伐採体験に来た人が、去年自分が伐採した木が一年後に欲しいと
問合せがきても、その1本の木を探し出せるシステムを造ってる榊原さん達には驚きました。
ここまでトレーサビリティーを徹底してる林産地は少ないのではと思いました。

又、新月伐採の木が心無い有名な人の一言で勘違いされたり、
NPO新月伐採のホームページでの新月材の記載のされかたで
かなり誤解がある事、「割れない」「カビ無い」「虫に食害されない」などの記載に誤解がある事、
実際は「割れにくい」「カビにくい」「虫に食べられにくい」が正解です。
通常の天然乾燥材と新月伐採で葉枯らしをした材では、
明らかに新月伐採の木の方が、木材の欠点である
「割れ」「カビ」「虫」等が、少なかったですね。

愛工房で乾燥した木も、新月伐採で葉枯らしをした木も、
生きているから自然に呼吸をし、伸び縮みのします。
適材適所の会で実験してる味の変化も、新月伐採の木と満月材では変化がありました。(笑い)
不思議ですね。
天竜に行くと杉の家に住みたくなりますよ。


木の見本です。

2009年11月09日 | Weblog
この写真はブックマークにも貼って有りますが、
私の友人の増子木材さんがオリジナルで造った木の見本です。
広葉樹や針葉樹、外材や国産材、
30種類と45種類の商品で販売しています。
意外と有りそーで、無かった商品でしょ!
あたり前の事ですが、
材木屋さんって、いろんな種類の木を売ってるんですよ。
樹材種も、もっと沢山有りますよ。

白鉄刀木「しろたがや」

2009年11月07日 | Weblog
この写真は、白鉄刀木の床柱の写真です。
私もこの現物を見るまで、白鉄刀木の存在を知りませんでした。
銘木業界で鉄刀木と言えば、「本鉄刀木」「紫鉄刀木」「ウエンジ鉄刀木」
三種類だと思ってました。
この現物を見たときに「本鉄刀木」を漂白しすぎてしまったのかと、
加工所の親父に聞いてしまいました。
 数年前に入荷してきたのですが、余りに「クレーム」が多すぎて
メジャーにならなかった木のようです。
クレームの内容は、ほとんどが「カビ」のようです。
この木は、約6年くらい工場で乾かしてあり
又割れ止めの塗料を塗り、様子を見るようです。
どんな木でも乾燥が大事です。

「適材適所の会」ホームページが新しくなりました。

2009年11月06日 | Weblog
適材適所の会のホームページが新しくなりました。
杉の効能や杉の入浴材や杉でリフォームしたオーナーさんの取材記事など
など木と健康の関連性などを 適材適所の会と杉の素晴らしさの会で
実験などの結果を掲載してます。
 学者ならともかく木材&銘木&その他の業種の人たちと
真剣に杉の木の上に食材を置いて「味が変わる」とか
「体がよく曲がる」とか「切花が長持ちする」などとかを
真剣に実験をしてきた野郎どもはいないのでは?と、思います。
新築やリフォームなどお考えの方は特に一度見て
損な情報はないと思いまよ。
http://tekiteki.jp/