「世界ふしぎ発見!」
第1436回
ブータンからの贈り物
未来を幸せにする方法
2017年6月10日 夜9時~
◆日本の舞楽に似てる
◆ブータン到着
◆ホテル
石焼風呂
◆日本人が農業指導
◆国王夫妻の東日本大震災・福島慰問のお礼に贈られた福島県三春の滝桜の分身
◆ブータン王妃かと思ったら野々すみ花(笑)
この衣装とヘアスタイル似合う
◆吊り橋を踊りながら渡る野々すみ花
スタッフに「怖くないの?」と聞かれ吊り橋が好きと(笑)
◆歩きスマホ(笑)
◆殺生禁止だから蜂の巣が巨大化
◆お坊さんの川遊びを「見ていいのかな」と言いつつ覗き見(安心して下さい履いてます)
◆道案内してくれる聖なる生き物
日本では不吉と言われると言っていたけれど、 日本の八咫烏に同じでは?
◆ファームステイ
◆収穫が手慣れている
実家が農家
◆ブータンの料理は辛い
◆露天風呂
★★★★★
公式ホームページより
経済発展に突き進んできた国々に
一石を投じたGNH(国民総幸福)の理念
幸せの国で暮らす人びとの素顔とは?
ブータンと言えば、幸せの国、そして東日本大震災からまだ間もない頃、ワンチュク国王ご夫妻が日本を訪問され、被災地の方たちに慈愛に満ちたお言葉をかけてくださったことを思い出します。でも知っているのはそれくらい…。どこに位置するのか、暑い国なのか寒い国なのかもわかりませんでした。ですから飛行機がブータン上空に入ったとき、延々と続く山の景色にまず驚きました。この国の玄関口となるパロ空港は、国の中で空港を建設できる唯一の場所だったそうです。山の合間を飛行しながら4秒間でカーブを曲がり切らないと山に激突してしまうとか!ブータンを訪れる人たちはみなさんそのことをよくご存知で、着陸前は写真を撮ったり歓声を上げたりで盛り上がっていました。確かに山がすぐ近くに見える光景はとてもスリリングでした。
そして幸せの国で暮らす人たちと交流できることを楽しみにしていましたが、ちょっと意外で面白かったのは、ブータンの男性です。初対面でもいきなり「何歳?結婚しているの?」と聞かれました(笑)。でも女性にはとても優しいのです。私が高所による体調不良だった時、3階のホテルの部屋まで負ぶって階段を上ってくださったり、気持ちが悪くなり茂みでうずくまっている私のそばに来て「大丈夫?」とじっーと私の顔を見て心配してくださったり(笑)。ブータンの男性はアジアのイタリア人と言われているそうですが、なるほどと実感することが多々ありました。
また国王への敬愛の深さと信仰心の篤さも印象的でした。ブータンに降り立ってからは、至る所に国王ご夫妻のポートレートが飾ってあることに驚きましたが、みなさんにお話を伺っていくと、それは毎日の生活の中でいつもお二人のお姿を見ていたいという気持ちの表れなのだと分かりました。そして私自身特に感銘を受けたのが、ブータンの方たちの信仰の篤さがもたらす許す心です。許すことが出来れば、許される方にも許す方にも心の平穏がもたらされます。幸せになるためのヒントを教えて頂いた気がしました。
大家族の温かいおもてなしに感激!
農家に宿泊するファームステイ
ブータンを訪れる観光客に人気だというファームステイを体験しました。民宿ではなく農家のお家に泊めて頂く体験です。日本の昔話に出てくるようなどこか懐かしく、ほっとする風景の中で、ブータンの方たちとふれ合うことができました。私は4世代家族のお家でお世話になり、農作業のお手伝いもさせて頂きました。ブータンの若い人たちと話していると、家族のために自分ができることは何でもやりたいと言います。若いのに偉いなぁと思っていましたが、ファームステイを体験して、大人も子どもも助け合い支え合って暮らしている家族の姿を見て、こういう環境から自然にそういう思いがでてきているのだと感じました。
希少動物が数多く生息する大自然
環境先進国ブータンの新たな試みとは?
ブータンでは、国民が日々の生活で幸せを感じることができるような対策をさまざまなアプローチで行っていますが、豊かな自然を守ることにも尽力をしています。その効果が出ていて、絶滅危惧種の動物が個体数を増やしているそうです。またブータンの大自然を満喫できるトレッキングコースも整っていて、世界中からトレッカーが訪れています。私が挑戦したのは、現地の方いわくイージートレッキング(笑)。標高2800メートル地点からスタートして3800メートルの頂上を目指しました。途中息苦しさに心が萎えそうになりましたが、頂上での意外なご褒美に思わず頬が緩んでしまいました。頂上で感じる喜びは、目の前に広がる絶景と達成感だけじゃなかったのです!
ブータンへ発つ前に地図を見てみると、中国とインドという大国に挟まれたとても小さい国だということを知り驚きました。でもブータンはその小ささを最大限に活かしている国だと思います。そして世界に発信する力があり、影響力もある国。大臣にお話を伺った時、10年20年後ではなく200年先のことを見据えた政策を考えているとおっしゃっていました。これからどんな新しい提案をしていくのか、それも興味深いですね。
旅のさまざまな手配や
通訳もしてくれる頼もしいガイド
番組でもご紹介しましたが、ブータンでは外国人が単独で観光することはできません。個人で旅行する場合はガイドと共にブータンを巡ります。ガイドは、ブータン観光協会のHPなどから契約することができます。日本語を話せるガイドはあまりいないので、コミュニケーションは英語になります。ガイドの方は、現地での案内や通訳のほかに、ビザの発行やフライトの手配、トレッキングやファームステイなど現地でのツアー、ホテルの予約もしてくれます。
標高の高いブータンでの必需品
野々さんもインタビューでおっしゃっていましたが、ブータンの町や村は標高が高いので高山病の症状が出てしまうことがあります。首都ティンプーも標高2000メートル以上あり、つい平地の感覚で行動してしまって倒れてしまう観光客の方もいるそうです。実際に私もちょっとした階段や坂道を歩くだけで動悸や息切れが起きたこともありました。走らない、こまめに水分補給することが大切ですが、日本で高山病対策のタブレットが市販されていますので、持参すると心強いと思います。
また年間を通して紫外線が強いので、帽子、サングラス、日焼け止めは必需品。そして日中は暑い季節でも朝晩は肌寒く、天候も変わりやすいので、雨具にもなる上着があると重宝します。
第1436回
ブータンからの贈り物
未来を幸せにする方法
2017年6月10日 夜9時~
◆日本の舞楽に似てる
◆ブータン到着
◆ホテル
石焼風呂
◆日本人が農業指導
◆国王夫妻の東日本大震災・福島慰問のお礼に贈られた福島県三春の滝桜の分身
◆ブータン王妃かと思ったら野々すみ花(笑)
この衣装とヘアスタイル似合う
◆吊り橋を踊りながら渡る野々すみ花
スタッフに「怖くないの?」と聞かれ吊り橋が好きと(笑)
◆歩きスマホ(笑)
◆殺生禁止だから蜂の巣が巨大化
◆お坊さんの川遊びを「見ていいのかな」と言いつつ覗き見(安心して下さい履いてます)
◆道案内してくれる聖なる生き物
日本では不吉と言われると言っていたけれど、 日本の八咫烏に同じでは?
◆ファームステイ
◆収穫が手慣れている
実家が農家
◆ブータンの料理は辛い
◆露天風呂
★★★★★
公式ホームページより
経済発展に突き進んできた国々に
一石を投じたGNH(国民総幸福)の理念
幸せの国で暮らす人びとの素顔とは?
ブータンと言えば、幸せの国、そして東日本大震災からまだ間もない頃、ワンチュク国王ご夫妻が日本を訪問され、被災地の方たちに慈愛に満ちたお言葉をかけてくださったことを思い出します。でも知っているのはそれくらい…。どこに位置するのか、暑い国なのか寒い国なのかもわかりませんでした。ですから飛行機がブータン上空に入ったとき、延々と続く山の景色にまず驚きました。この国の玄関口となるパロ空港は、国の中で空港を建設できる唯一の場所だったそうです。山の合間を飛行しながら4秒間でカーブを曲がり切らないと山に激突してしまうとか!ブータンを訪れる人たちはみなさんそのことをよくご存知で、着陸前は写真を撮ったり歓声を上げたりで盛り上がっていました。確かに山がすぐ近くに見える光景はとてもスリリングでした。
そして幸せの国で暮らす人たちと交流できることを楽しみにしていましたが、ちょっと意外で面白かったのは、ブータンの男性です。初対面でもいきなり「何歳?結婚しているの?」と聞かれました(笑)。でも女性にはとても優しいのです。私が高所による体調不良だった時、3階のホテルの部屋まで負ぶって階段を上ってくださったり、気持ちが悪くなり茂みでうずくまっている私のそばに来て「大丈夫?」とじっーと私の顔を見て心配してくださったり(笑)。ブータンの男性はアジアのイタリア人と言われているそうですが、なるほどと実感することが多々ありました。
また国王への敬愛の深さと信仰心の篤さも印象的でした。ブータンに降り立ってからは、至る所に国王ご夫妻のポートレートが飾ってあることに驚きましたが、みなさんにお話を伺っていくと、それは毎日の生活の中でいつもお二人のお姿を見ていたいという気持ちの表れなのだと分かりました。そして私自身特に感銘を受けたのが、ブータンの方たちの信仰の篤さがもたらす許す心です。許すことが出来れば、許される方にも許す方にも心の平穏がもたらされます。幸せになるためのヒントを教えて頂いた気がしました。
大家族の温かいおもてなしに感激!
農家に宿泊するファームステイ
ブータンを訪れる観光客に人気だというファームステイを体験しました。民宿ではなく農家のお家に泊めて頂く体験です。日本の昔話に出てくるようなどこか懐かしく、ほっとする風景の中で、ブータンの方たちとふれ合うことができました。私は4世代家族のお家でお世話になり、農作業のお手伝いもさせて頂きました。ブータンの若い人たちと話していると、家族のために自分ができることは何でもやりたいと言います。若いのに偉いなぁと思っていましたが、ファームステイを体験して、大人も子どもも助け合い支え合って暮らしている家族の姿を見て、こういう環境から自然にそういう思いがでてきているのだと感じました。
希少動物が数多く生息する大自然
環境先進国ブータンの新たな試みとは?
ブータンでは、国民が日々の生活で幸せを感じることができるような対策をさまざまなアプローチで行っていますが、豊かな自然を守ることにも尽力をしています。その効果が出ていて、絶滅危惧種の動物が個体数を増やしているそうです。またブータンの大自然を満喫できるトレッキングコースも整っていて、世界中からトレッカーが訪れています。私が挑戦したのは、現地の方いわくイージートレッキング(笑)。標高2800メートル地点からスタートして3800メートルの頂上を目指しました。途中息苦しさに心が萎えそうになりましたが、頂上での意外なご褒美に思わず頬が緩んでしまいました。頂上で感じる喜びは、目の前に広がる絶景と達成感だけじゃなかったのです!
ブータンへ発つ前に地図を見てみると、中国とインドという大国に挟まれたとても小さい国だということを知り驚きました。でもブータンはその小ささを最大限に活かしている国だと思います。そして世界に発信する力があり、影響力もある国。大臣にお話を伺った時、10年20年後ではなく200年先のことを見据えた政策を考えているとおっしゃっていました。これからどんな新しい提案をしていくのか、それも興味深いですね。
旅のさまざまな手配や
通訳もしてくれる頼もしいガイド
番組でもご紹介しましたが、ブータンでは外国人が単独で観光することはできません。個人で旅行する場合はガイドと共にブータンを巡ります。ガイドは、ブータン観光協会のHPなどから契約することができます。日本語を話せるガイドはあまりいないので、コミュニケーションは英語になります。ガイドの方は、現地での案内や通訳のほかに、ビザの発行やフライトの手配、トレッキングやファームステイなど現地でのツアー、ホテルの予約もしてくれます。
標高の高いブータンでの必需品
野々さんもインタビューでおっしゃっていましたが、ブータンの町や村は標高が高いので高山病の症状が出てしまうことがあります。首都ティンプーも標高2000メートル以上あり、つい平地の感覚で行動してしまって倒れてしまう観光客の方もいるそうです。実際に私もちょっとした階段や坂道を歩くだけで動悸や息切れが起きたこともありました。走らない、こまめに水分補給することが大切ですが、日本で高山病対策のタブレットが市販されていますので、持参すると心強いと思います。
また年間を通して紫外線が強いので、帽子、サングラス、日焼け止めは必需品。そして日中は暑い季節でも朝晩は肌寒く、天候も変わりやすいので、雨具にもなる上着があると重宝します。