ガラクタな部屋

音楽を古いガラクタ製品で聴いています

ONKYO Integra931

2017-06-19 | AUDIO

ONKYO Integra931
前から気になっていたONKYO Integra931が出ていたので「電源入りました」を1,611円で購入しました。まあ「電源入りました」の場合、99%ジャンクですがジャンクとは書いてありませんでした。ご存知のようにIntegra 725プリメインアンプのアンプ部分を取り出したもので、SONYのTA-3130F,TA3140Fみたいなものですね。Integra 725は1969年頃発売のプリメインアンプで価格は当時45,900円でメインアンプ部分は全段直結で22Wの出力のアンプでした。Integra931も全段直結アンプですが全段直結アンプといってもいわゆる準コンアンプで当時は23,200円という価格でした。Integra 725のパワーアンプを取り出したアンプですが回路が微妙に変更されています。少しマイナーチェンジというかチューナーとかもそのまま繋げられるように改良がされているようです。

修理後
残留雑音 L,R=0.04mV (かなりの低雑音)
周波数特性 L,R=15-150Khz -1db
出力 L,R=22W

年式の割にきれいです。

後ろも錆はありません。

あれ?ヒューズと蓋がありません。「電源入りました」って書いてありましたがどうやったんでしょう??。

仕方がないのでジャンク品のアンプから取ってきました。

裏ぶたを取ったところ。

この基板はコネクタで配線されているのでメンテナンスしやすいです。このアンプには保護回路は出力にヒューズが入っているだけになります。コネクタの端子は汚れていますので磨いておきます。

カバーを取ったところ。トランスはカットコアトランスを使用しています。

ヒートシンクを見るとエミッタ抵抗の0.5Ωが熱で割れていて絶縁のチューブも溶けてないので嫌な予感。

TRをチェックするとドライバTRの2SA497,2SC497が壊れています。もうこういうT05型のCANタイプなんかとっくに無いですね。

エピタキシャルメサ型パワーTRの2SD180はチェックしたところ大丈夫でした。この2SD180も初期の製品のようです。

22Wの出力の割に大きめのヒートシンク。

回路図を書いて見ました(間違っていたらごめんなさい)。もうこれ以上簡素化できない教科書に出てくる回路です。

ドライバTRの2SA497,2SC497はもう売っていませんので互換ではありませんがジャンクアンプから使えそうな2SA715,2SC1162を取り出したて使ってみることにしました。パワーTRよりドライバのTRを探すのが大変です。

部品を交換して終了。差動増幅回路の2SC632Aはペアを組みなおし銅テープを巻いて熱結合させました。2SD180のアイドリング電流は63mAに設定しました。DCバランス調整箇所はありませんがL=1.8mV R=8mVでしたので問題ありませんでした。
入力VRは分解清掃しましたがまだ「ガリ」があったのでもう一度分解して少量の接点復活剤を吹きかけ余分な液はふき取っておきました。

交換部品 電解コンデンサーは主電源回路以外全部交換、入力回路はタンタルに交換、ドライバTR交換、エミッタ抵抗交換など。(残留雑音を下げる場合には電解コンデンサーは全部交換しないと中々下がりません。)

完成

L=100Hz

L=10Khz

R=100Hz

R=10Khz

パイロットランプは切れていたので緑のLEDに交換しました。最近のLEDは高輝度タイプなのでいつもより抵抗を多くして光量を調整しました。パイロットランプへの配線がシールド線を使用してあり雑音には気を使っているようです。

SL-PS770D+SU-9070+Integra 931+SANSUI LM022で試聴。一聴して音が良いことがわかります。低域は少し弱いですが中域から高域の音は澄みきった音がします。ボーカルを聴いても実になめらかな声です。昔からシンプルなアンプは音が良いと言われていますがその通りだと思います。それにしてもSN比がいいですね。出力が22Wですが防音設備の無い一般家庭では十分な出力です。

 

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