覚えています。

「高校生の頃のことって、よく覚えているよ。」
道行く高校生に目をやりながら、主人が言いました。

「どんなこと？」と聞いてみますと、
体育祭のことや文化祭のことなど、イベントが多いようですが、
注意されたことや叱られたことなども多いと言います。

そう言われてみますと、私も同じような気がしているのです。
自分が失敗したり注意されたことはもちろん、
友人の誰かが辛い思いをしたり叱られたことなども覚えているのです。
その友人が誰だったのか曖昧な部分もありますが、出来事は覚えています。

主人によりますと…、
人は生きていくために危険を感じて回避したり、
経験から学習したことを生かさなければいけません。
ですから必然的に、注意されたことや叱られたことを繰り返さないために、
忘れないで覚えておくのではないかと言います。

そうかもしれないですね。
私も、子供の頃に両親に注意されたり、教えられたことを思い出します。
小学生の頃には、約束事が守れないクラスの人を前に、
担任の先生が涙ながらに訴えられたことがありました。
高校の卒業前には、人の話をよく聞かない私達の将来を心配して、
数学担当の先生が男泣きをされました。

そんなことを経験しながら今に至っていることを、改めて思いだしています。
人は自分が直接経験した、しないに係わらず、多くのことを学んでいるのですね。

素敵な人生に…、感謝です。


　日の出前に、東の窓から…。