MEDINT(医療通訳研究会)便り

医療通訳の制度化を目指す医療通訳研究会(MEDINT)のコラム
~基本的人権としての医療通訳とは~

Think Globally

2017-06-22 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
先週は、
NGOの相談通訳研修からはじまって
薬学部「コミュニティファーマシー」授業の1コマ、
看護協会の外国人医療研修、
外国語学部の学生への授業と
様々なところに出かけていきました。

そして自分の医療通訳の原点は
医療を受ける権利を守ることと
医療機関に公正にアクセスできる環境を作ることにあると
あらためて思いました。

医療職の人や未来の医療職である学生、
NGOやコミュニティの支援者、
医療通訳者、そしてもちろん患者と家族。
誰一人欠けても、日本における外国人医療の
明るい未来は見えてこないと痛感します。

先週末、福井の移住連フォーラムに行ってきました。
医療・社会保障の分科会はフォーラムの中でも一番小さい分科会なのですが、
全国から熱心な支援者が集まりました。

昔から言われている「Think globally, act locally」という言葉。
今の日本における医療通訳にとっても必要な考え方です。

私達は日頃、地域の外国人たちの通訳をしています。
「○○さん、元気かな~」と思うこともあります。
顔の見える・・というのは通訳者も同じだったりします。
私もMEDINTの活動を始めたとき3人の方の顔を浮かべていました。

地域から医療通訳を考えることは、とても大切です。
私達は誰のためにどんな通訳をするのかというのは
その人たちが基準になっているからです。
身近な人が一番大切なのは当たり前です。

だから、逆に考えると自分の周りを中心にものを考えがちだったりします。

支援者の数が潤沢な地域に行くと
「うちは問題ありません」と言われることがあります。
うらやましいと同時に、本当かなとも思います。
見えていない人はいないんだろうか。
埋もれている言語や支援を求められない人や
そういう人は見えてないだけじゃないだろうかとも思います。

自分の地域でしっかり支援することは大前提。
だけど、他の言語や他の地域、支援を受けていない人たちに
思いを寄せる想像力も大切だと思っています。
そのために、他の地域の現状を聞くためにできるだけでかけるつもりです。

7月9日に新潟の糸魚川で医療通訳フォーラムがあります。
「Think globally, act locally」の議論が聞けることを楽しみにしています。


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