MEDINT(医療通訳研究会)便り

医療通訳の制度化を目指す医療通訳研究会(MEDINT)のコラム
~基本的人権としての医療通訳とは~

活動を続けるということ

2017-08-22 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
人生に無駄なことなんてないんだと思う。
外国人支援や医療通訳をやっていると、
大変なこともすべて活動に活かせるのだと頭の中のどこかでつぶやいている。
それが嫌なこともあるけれど、
状況を俯瞰して考えているという意味では冷静さと救いに繋がるのかもしれない。

苦しいときは、患者や家族の苦しさを学んでいるのだと思う。
そして、自分は今まで何も知らず生きてきたのだなあと振り返る。
喪失の中で得た様々な支援は、それが自分にどんな影響をもたらすかを実感し
患者や家族がつらいとき、どんな言葉が、心を安らかにし、
逆に、どんな言葉が追い詰めるのかを感じる機会となる。

自分のストレスがどれくらいになっているかも、わかるようになった。
いつもの荷物が重いと感じたら疲れている。
家の前の道を渡るのが怖くなったら、ちょっと休まなければと思う。
よく乗り越えられない試練などないというが、なるほどなと思う。
でも、時には投げ出したほうがいいこともあるのだ。

近年の日本社会は、ぎりぎりの人員ですべての人が精一杯はたらいでやっと成り立っている。
一人休むと他にしわ寄せがいくようになって、漣のようにつぶれていく。
ボランティア活動は特にそうだ。
余裕がなければ活動として続けることができない。
だって自分の生活がきちんと成り立ってこそ、人のことを考える余裕ができるから。
本当の意味で活動が必要なミッションであるならが、組織には余裕が必要だ。
MEDINTの活動においても一人で抱えないという転換点に来ているのだと思う。
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