海外のニュースより

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6世紀のマヤ遺跡発掘さる。(『ストレイツ・タイムズ』紙記事より)

2005年03月08日 | 国連
シンガポールで発行されている『ストレイツ・タイムズ』紙の記事より。
ホンジュラス西部のコパン遺跡で作業中の考古学者が、紀元6世紀の遺跡から、69人分の遺体とこれまで未発見であった30件の建物や構造物を発掘した。
紀元250年から900年までマヤの首都として栄えたテグシガルパの西300キロにあるコパンは、現在のメキシコ、ベリーズ、グアテマラ、エル・サルバドル、ホンジュラスにまたがる巨大なマヤ帝国の一部であった。歴史家達は、この都市は、部分的には人口過剰になったために放棄されたと考えている。
ホンジュラスの考古学者達と協力している日本の考古学者ナカムラ・セイイチは、記者会見において、人体の遺物は550年頃、第十代マヤ王であったジャガー・ムーンの統治時代にコパンに住んでいた人たちのものであると語った。ナカムラ氏は、「私たちはヒスイ・石・貝殻・陶器などでできた壺や器や楽器を450個発掘した」と述べた。
彼はまた「人骨が埋葬されていた場所付近ではお供えが発見されたし、12才の子供の遺体の近くで発見された遺物は、コパンでこれまでに発見されたものの中で一番多かったということは、マヤ社会では子供は大切なメンバーであったことを意味している」と述べた。
考古学者達は、一番最近の発掘物を修復し、2007年には発掘地域を観光客のために公開したいと希望している。
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