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がん肝転移の目印特定 鳥取大、治療法開発に期待

【出所:2017年3月21日 共同通信社】

 肝臓に転移しやすいがん細胞かどうかが分かる目印となるタンパク質を特定したと、鳥取大の岡田太(おかだ・ふとし)教授(実験病理学)のチームが18日までに明らかにした。成果は英科学誌電子版に発表した。

 このタンパク質は「Amigo2」で、がん細胞で増加すると肝転移しやすくなる他、予後不良となることを確かめた。

 岡田教授は「今後、Amigo2の増加を抑える薬を開発できれば、肝転移の予防や治療につながる」と期待する。

 チームは、がん患者の約90%が、がんの転移の結果死亡していると説明しており、中でも肝臓は最も転移しやすい臓器という。

 チームはマウスを使った実験で、肝転移しやすいがん細胞を作製。すると、がん細胞でAmigo2が増加することが分かった。さらにその増減によって、肝転移するがん細胞の数も増減することを突き止めた。

 実際に胃がんや大腸がんの患者を調べると、元々のがん組織よりも肝転移したがん組織の方にAmigo2が多く、チームは、Amigo2が増加した結果、がん細胞が肝転移しやすくなったとみて、さらに調べる。

 Amigo2は、がん細胞を肝臓の血管に接着しやすくする働きを持つため、転移を促進すると考えられるとしている。

 注)英科学誌はサイエンティフィック・リポーツ

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