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川崎病 早期診断に光 横浜市大、関連たんぱく質特定

【出所:2017年3月21日 毎日新聞】

 乳幼児を中心に国内で年間1万5000人以上が発症する「川崎病」を素早く診断できる4種類のたんぱく質を発見したと、横浜市立大の研究チームが発表した。診断基準として確立すれば、早期治療がうまくいかなかった場合に約3割の患者に起きるとされる心臓の合併症を減らすことが期待される。

 川崎病の名前は1967年に報告した川崎富作医師に由来し、近年、全国で患者が増えている。全身の血管に炎症が起きる病気で、原因は未解明。診断基準となる発熱や目の充血、発疹など五つ以上の主症状がそろうまで3~7日かかり、投薬などそれ以前に治療開始を判断することは専門医でも難しいという。一方、発症後10日ごろまでに症状が沈静化しない場合、25~30%の患者に冠動脈障害など心臓の合併症が生じる。

 同大の木村弥生准教授らのチームは、患者の血清に含まれるさまざまなたんぱく質から、症状が急に表れる時期に濃度が増減する26種類を抽出。そのうち他の感染症でも増減するものなどを除き、「LBP」など増加3種類と「RBP4」の減少1種類の計4種類を川崎病の関連たんぱく質と特定した。同大は既に国際特許を申請し、来年度から国内企業と診断薬の臨床試験を始めるという。木村准教授は「4~5年後には実際の診断に採用されると期待している」と話している。
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