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東芝株でインサイダーか 男性を強制調査、監視委

【出所:2017年5月19日 共同通信社】

 東芝で2015年に発覚した会計問題を巡り、公表前の重要事実を知りながら同社株を売買したとして、証券取引等監視委員会が東京都内の40代男性を金融商品取引法違反(インサイダー取引)の疑いで強制調査していたことが市場関係者への取材で19日分かった。

 会計問題発覚以降、東芝の株価は下落した。関係者によると、男性は証券会社などから借りた株を売却し、株価が下がると買い戻して差額を得る「空売り」と呼ばれる手法を繰り返し、少なくとも数百万円の利益を上げた可能性がある。

 男性は医師として15年当時、都内の医療機関に勤務していた。後に東芝が運営する東芝病院(東京)に移り、今年3月に退職した。監視委は男性の自宅などを家宅捜索したといい、東芝病院への転職とインサイダー情報入手の関係も調べる。

 東芝は15年2月に内部通報に基づく監視委の検査を受け、同4月に初めて不適切な会計処理の疑いを公表した。

 金融庁は15年12月、監視委の勧告に基づき有価証券報告書への虚偽記載を認定し、73億7350万円の課徴金納付を命じた。監視委は東京地検特捜部への告発を視野に調査を続けている。
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