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扇田病院着服問題:手口巧妙、監視の目届かず

【出典:2017年8月7日 秋田魁新報】

 業務委託先の元従業員の40代女性が1億1792万円を着服したことが明らかになった秋田県大館市立扇田病院(同市比内町扇田、大本直樹院長)。外来会計窓口で約3万件の着服が重ねられてきた背景には、業務に精通した元従業員が1人で仕事を取り仕切り、周囲の監視が届かなかった実態が浮かび上がる。

 病院によると、元従業員は2004年から1人で会計窓口を担当。自己負担分の診療費として納められた現金と領収書の控えを抜き取り、その都度会計システムから入金データを削除していた。今年4月末に依願退職後、システムに計上されていない領収書の控えが多数見つかり、着服が判明した。

 着服が確認された08年3月~今年4月の9年2カ月間、病院は民間の2社と医療事務の業務委託契約を結んでいる。委託中の東北ビル管財(大館市)との契約では、外来会計窓口や患者の受け付け業務などを指定。人員配置については受注側の裁量となっていたため、病院側は窓口業務の担当が元従業員1人しかいないことを把握しながらも、現場の管理には主体的に関わらなかったという。

 手口の巧妙さも発覚を免れてきた一因に挙げられる。外来診療費などに関する情報は、担当者がパソコンに打ち込んで院内のサーバーで管理。元従業員は全ての診療費を一度は会計システムに上げた後、着服した分のデータを日々の請求一覧表から削除し、着服を続けてきたとされる。
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