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頭痛を放置しないで 梅ノ辻クリニックの山田医師が解説書

【出所:2017年4月21日 高知新聞】

 放置されがちな頭痛の治療法を探る「頭痛が治る、未来が変わる!」がこのほど出版された。著者は梅ノ辻クリニック(高知県高知市梅ノ辻)で頭痛外来を開く山田洋司院長。頭痛の重症度を痛みの頻度から独自に分類し、生活改善も含めた治療法を症例を挙げながら解説している。

 山田院長は兵庫県出身。神戸大学医学部を卒業後、脳神経外科医として診療に当たってきた。1990年に梅ノ辻クリニックの前身の長尾病院に派遣された縁で院長になり、2004年に頭痛外来を立ち上げた。

 梅ノ辻クリニックの頭痛外来の新規患者は年間千人を超える。「『頭痛は病気じゃない』と受診せずに我慢してきた患者や、市販薬を何年も飲み続けて効かなくなった患者がいる」と山田院長。適切な治療を知ってもらおうと解説書を執筆した。

 頭痛は「片頭痛」「緊張型頭痛」など症状によって分類され、治療法が確立している。山田院長は今回、頭痛の種類ではなく頻度に注目し、「普段頭痛がない」「1年に数日から1カ月に2日まで」「1カ月に3日以上15日未満」「1カ月に15日以上」の4層に分類。「頭痛の頻度が増えるにつれて重症となり、薬のみでは解決しないケースが増える」と分析した。

 例えば、普段頭痛がない人が頭痛を訴えた場合は、くも膜下出血など重大な病気が隠れていないかを調べる必要がある。1カ月に2日までの慢性頭痛は薬で対処できることが多いが、回数が増えてくると「ストレスなどが悪化の原因になっていないか振り返る必要がある」と説明する。

 重症患者から話を聞くと、「夫婦や嫁しゅうとめ関係、職場の人間関係などで悩みを抱えている」と山田院長。「仕事も家庭もきちっとしている人が多いという印象がある。治療と並行して、ちょっとおおらかに、“ええかげん”になることも勧めています」

 解説書では頭痛の訴えが多い20~40代を中心に47症例を挙げ、治療の経過を紹介している。「慢性頭痛は『自分を見直す大切な機会』。痛みから開放されていくと同時に、人生を変えることができると考えています」。

 三宝出版、1620円。高知県内書店で販売中。
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