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バイエル社が論文執筆か 「信用性に疑義」との指摘

【出所:2017年4月21日 共同通信社】

 大手製薬会社バイエル薬品(大阪市)の社員が血栓症治療薬の調査に答えた患者のカルテを無断閲覧していた問題で、調査に協力した宮崎県内の診療所の医師名で2012年と13年に医学誌で発表された論文は、調査結果などに基づいてバイエル社が実質的に執筆したものだった可能性があることが20日、分かった。無断閲覧した社員の代理人弁護士が指摘した。

 代理人は「論文は新薬の販売促進にも使われ、信用性に疑義がある」と問題視。バイエル社は16年、カルテの無断閲覧などを理由に論文を取り下げている。取材に「事実確認を進めており現時点でのコメントは控える」とした。

 バイエル社などによると、12年ごろ、血栓症治療薬の服用回数などを調べるため宮崎県内の診療所医師の協力を得て患者への調査を実施し、約180人から回答を得た。その際、男性社員が患者らのカルテを無断閲覧し病歴などを収集した。

 代理人によると、調査結果などに基づく医師名義の論文は12年と13年の2回、医学誌に掲載された。しかし男性社員は「実際にはバイエル社側が執筆し、医師は文言の修正を加えた程度だった」と証言したという。無断閲覧したカルテの内容が論文に含まれているかは不明としている。

 塩崎恭久厚生労働相は20日の参院厚労委員会で「徹底的に調査して改善点を明らかにし、製薬業界を指導しなければならない」と述べた。
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