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市販薬のレシート保管を 年1万2千円超購入で減税 暮らし大型Q&A「ニュース早分かり」セルフメディケーション税制

【出典:2017年1月30日 共同通信社】

 スイッチOTC薬と呼ばれる市販薬の購入で、税負担を軽減する医療費控除の特例制度「セルフメディケーション税制」が1月に始まりました。

 Q スイッチOTC薬とは。

 A 医師の処方が必要な医療用医薬品の安全性が確認され、一般の薬局で店頭販売ができるように転用(スイッチ)された薬のことです。OTCは英語の「Over The Counter」の略で、薬局でカウンター越しに販売するという意味があります。特例制度の対象薬は1500品目を超え、厚生労働省のホームページで確認することができます。

 Q セルフメディケーションも聞き慣れない言葉です。

 A 「自主服薬」という意味です。自身の健康に責任を持ち、軽い症状では病院に行かずに自ら手当てすることを国は推奨しています。今回の制度には、軽い病気の場合は市販薬で治療するよう促すことで、医療費の削減につなげる狙いがあります。

 Q どのくらい税負担が減るのですか。

 A 家族の年間購入額から1万2千円を超えた部分を、最大8万8千円まで課税所得から差し引きます。例えば、年間2万円分のスイッチOTC薬を購入した場合は8千円が控除され、課税所得400万円の人の場合、所得税(税率20%)は1600円、個人住民税(税率10%)は800円負担が減ります。2021年12月末まで5年間の時限措置です。

 Q どんな手続きが必要ですか。

 A 1月1日~12月31日に対象薬を購入した際のレシートを保管しておき、翌年2~3月に確定申告する必要があります。対象薬はパッケージに共通の表示マークがあるほか、レシートには商品名の横に「★」のマークや「セルフメディケーション税制対象」などと印字されます。また疾病予防や健康増進に取り組んでいることが控除を受ける条件のため、予防接種や会社の健康診断、市町村のがん検診などを受けた際の領収書や結果の通知表なども提出します。

 Q ほかに注意点はありますか。

 A 医療費控除の制度には、医療機関での治療費や入院費の自己負担額や市販薬の購入費などの合計が年10万円を超えた場合に、所得税の一部が還付されたり、住民税が減税されたりする仕組みが既にあります。今回の特例制度との併用はできないため、軽減される額が多い方を利用してください。
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