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バギー:子供の車椅子 「ベビーカーと間違わないで」 母親らマークで周知

【出所:2017年5月14日 毎日新聞】

 バギーとベビーカーは違います――。障害や難病で首や腰が不安定な子供が乗る車椅子「バギー」は、ベビーカーと間違われやすい。電車やバスでたたむように言われ、困る保護者も多い。判別しやすくしようと、母親らが「バギーマーク」を手作りし、理解を求めている。

 東京都北区の高橋育恵さんの長女、優里さん(11)は、1歳の時に麻疹・風疹の混合ワクチン(MRワクチン)の予防接種を受けた後、体調が急変し、「ウイルス性の急性脳症」と診断された。手足が硬直し、目の焦点はぶれる。外出時には、ヘッドレストやベルトで姿勢を固定できるバギーが欠かせない。だが、電車に乗ると「ベビーカーはたたんで抱っこしなさい」と言われてしまう。人工呼吸器や医療機器を載せられるバギーは頑丈な作りで、折りたためない。

 「バギーという子供用車椅子があることを知ってもらいたい」。高橋さんは2015年に重度心身障害児親子の会「スマイリーサン」を結成し、バギーマークを製作した。バギーに乗った子のイラストと「私は障がいがあります 困ったときは手をかして下さい」の文字。600枚作製し、希望者に贈った。

 札幌市の宮本佳江さんの長女愛夕(みゆ)さん(8)と次女実来(みく)ちゃん(3)は、2人とも難病「Vici症候群」のため、胃に直接つないだチューブで栄養をとる。医療的ケアが必要な子供の預け先がなく孤立した時期もある宮本さんは、NPO法人「ソルウェイズ」を設立し、医療的ケア児と家族を支援する活動を展開する。母親の就労の場を作ろうと12年から製作しているバギーマークは、インターネット販売で月に100枚を売り上げることも。購入した母親から「初めて電車で手伝ってもらえた」と喜びの声が届いている。

 14日には横浜市のみなとみらい駅で、バギーを展示する催しがあり、バギーマークも販売される。主催する「つながるハマベビプロジェクト」の丸山耕輔さんは「ベビーカーやバギーに乗っている子供を優しく見守れる社会になってほしい」と話す。
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