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弁護団、病死の可能性主張 滋賀・湖東病院事件抗告審

【出所:2017年5月19日 京都新聞】

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年5月に男性患者の人工呼吸器のチューブを外して死亡させたとして殺人罪で懲役12年の刑が確定した元看護助手、西山美香受刑者(37)の第2次再審請求で、即時抗告を審理する大阪高裁と大阪高検、西山受刑者の弁護団の3者協議が18日に同高裁であった。弁護団は患者が病死した可能性を指摘し、「犯罪はなかった」と主張した。

 自白以外の証拠が乏しい中、西山受刑者は取調官に好意を抱き虚偽の自白をしたとして、公判では一転して無罪を主張した。西山受刑者は8月下旬に満期出所の予定。

 弁護団によると、大阪高裁は3月、死亡した男性患者=当時(72)=の死因について、解剖時のデータから致死性不整脈の可能性を指摘し、この点での主張や立証の補充を促していた。

 これを受け弁護団はこの日までに、血液中のカリウムイオン濃度が極度に低く、致死性不整脈が起きた可能性が高いとする複数の医師の意見書を提出した。この日記者会見した弁護団によると、大阪高検は、カリウムイオン濃度は救命措置で投与された薬剤の副作用で低下することがあり、致死性不整脈は考えにくいとする法医学者の意見書を出したという。

 次回は7月6日で、弁護団は高検の意見書への反論を予定している。
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