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PCB濃度、精子に影響か 東北大、不妊患者を調査

【出所:2017年2月13日 共同通信社】

 工業製品の絶縁油などに使われた化学物質、ポリ塩化ビフェニール(PCB)の血中濃度が高い男性は、精子の数が少ない傾向にあるとする研究結果を、東北大のチームが10日付の英科学誌電子版に発表した。

 PCBは毒性があり、国内では1972年に製造が中止されたが、環境中で分解されにくく、過去に排出されたものが食物を介して体内に低濃度で蓄積する恐れがある。有馬隆博(ありま・たかひろ)教授(分子生物学)は「男性の不妊患者は増加している。他の化学物質も同様に調べて不妊のメカニズムを解明し、治療や予防に役立てたい」と話す。

 チームは、不妊治療を受けた20~50代の男性約220人の血中PCB濃度と、精子数の関係を分析した。その結果、精子の数が少ない人は、正常な人より血中のPCB濃度が高く、平均で約1・6倍だった。

 また、精子を詳しく調べると、正常な人の4分の1以下と極端に数が少ない人の場合、遺伝子制御に関わる「メチル化」という反応に異常が生じている割合が高いことも判明した。正常な人の4倍に上っていた。

 メチル化の異常は、正常な妊娠の妨げになるなどとする指摘が以前からある。チームは、PCBが正常なメチル化を阻害し、不妊につながっている可能性があるとみている。

 注)英科学誌はサイエンティフィック・リポーツ
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