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無酸素で18分生存 地中のネズミ

【出所:2017年4月21日 共同通信社】

 地中にすむネズミの仲間「ハダカデバネズミ」は酸素がない環境で18分も耐え、大きなダメージも残らなかったとの研究結果を、米国などの研究チームが21日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。

 緊急時に通常の酸素呼吸とは別の仕組みでエネルギーを生み出したとみられる。チームは「心臓病などで、無酸素状態になった際に起こる損傷を防ぐ治療につながる可能性がある」としている。

 チームはマウスとハダカデバネズミを使い、それぞれ酸素濃度が5%と0%の状態において様子を観察した。その結果、マウスはいずれの条件下でも間もなく死んだのに対し、ハダカデバネズミは酸素濃度5%では5時間、0%でも18分間耐えることができた。0%の状態では心拍数は大きく低下し、1分間に50回程度になったという。

 無酸素状態では、ハダカデバネズミの体内で糖類の一種の果糖が増えていることが確認できた。通常時のエネルギー源であるブドウ糖の代わりに果糖を使って、脳や心臓といった生存に関わる組織にエネルギーを供給していると考えられる。

 ハダカデバネズミはアフリカに生息し、寿命は約30年と他のマウスやラットと比べて非常に長い。がんになりにくいという特性もあり、人のがん予防にも役立つのではないかと期待されている。
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